やはり勝負の世界は残酷なのでしょうか。

ホーム開幕戦で、楽天は日本ハムに0-2で敗れました。

ただのホーム開幕戦ではありません。

星野監督の追悼試合でした。試合前には黙とうも行われました。

そして、楽天のチーム全員が背番号77をつけて試合に臨みました。

選手全員が同じ番号をつけて戦うのは、球団史上初のことです。それだけこの試合は特別でした。

しかし、勝利することはできませんでした・・・。

負けたのがすごく悔しいですが、岸投手が文句のつけようのない完ぺきなピッチングを見せてくれました!

今回はその詳細について書きたいと思います。

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全体を通して完璧なピッチング

今日のMVPは、間違いなく岸投手です。8回無失点の好投を見せてくれました。

初回から快調なピッチングで飛ばしていきました。

序盤はストレートでどんどん押していきました。

変化球は、今日はチェンジアップを多投していました。カーブ、スライダーよりも多かったですね。

三振も奪えていましたし、チェンジアップの制度は良かったですね。

もちろんカーブもいつも通りキレ味するどく縦に割れていましたが。

そして何より、4回まで一人のランナーも出さないパーフェクトピッチング!

5回に初めてヒットでランナーを出し、7回、8回とピンチはありましたが、
結局8回3安打1四球(敬遠)無失点、6奪三振と完ぺきなピッチングでした。

ストレートが良かった

初回から、ストレートの走りが良かったです。平均球速は144キロは出てました。

球速以上のキレがありました。

相手のトップバッターには何球も続けてましたが、それでも打たれなかったです。

4回までストレートの割合は約70%と、異常に高い数字でしたね。

コントロールも申し分なく、甘くなったとしてもそれを補えるだけのキレがありました。

特に2回にアルシア選手から空振り三振を奪った、内角のストレートの威力は抜群でした!

全6三振のうち、3つがストレートで奪ったということも、その威力の高さを裏付けています。

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圧巻は7回

7回には、近藤選手にこの試合初めてといっていいくらいのいい当たりを打たれて、
ランナー1、2塁のピンチでした。

そしてバッターは、新外国人のアルシア。

この時の攻めは完璧でした。

まずストレートで内角を意識させ、チェンジアップ2球で追い込みました。

そしてとどめは、外角低め、“原点”のストレートで見逃し三振!!

この日最速の146キロが出ていました。

まさに圧巻でしたね!この日一番気持ちよかったシーンです。

8回にもズバッとストレート!

7回が一番良かったですが、8回も良かったです。

この回もヒットと送りバントでランナー2塁のピンチでしたが、その直後の矢野選手との対戦が見ものでした。

外角のストレートで追い込んだ後、今度は内角のストレートで見逃し三振!!

見事に嶋捕手の要求通りのところに投げ込みました。

この場面も良かったですね。

そして2アウト後、西川選手もストレートでゴロを打たせました。

ここでお役御免となりましたが、実に見事なピッチングでした。

まとめ

やはり岸投手はレベルが高い!

球威とコントロールを持ち合わせたピッチャーは本当に希少ですよ。

しかし今回の好投は、星野監督への強い思いも影響していると思います。

FA交渉のとき星野監督の言葉に動かされて楽天に来たそうなので、
きっと今日の登板は燃えていたんでしょう。

これだけのピッチングをしながら勝ちがつかないのは、不運以外の何物でもないです。

何より、星野監督の追悼試合という、特別な試合でチームが勝てなかったことは残念です。

ただ、この敗戦は、「この試合に執着するんじゃなくて、優勝することが大事なんだぞ!」

というメッセージだと思います。

今回の負けをきっかけにして、これからどんどん勝ってもらいたいです!

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