もうキャンプが始まって6日目です。
ここまでは則本投手・岸投手などがいきなりブルペン入りしたことが話題になっていましたね。
特に則本投手は、セットポジションのときにスタンスを狭めて立つことで調子が良くなっているみたいですね。
これは田中将大投手の助言からヒントを得たことだそうで、さすがですね田中投手は。
則本投手はランナーありでの被打率が高めなので、これがうまくいけばさらに絶対的なピッチャーになれると思います。
さて、今回は2019年の楽天で飛躍が期待される若手投手に焦点をあてていきたいと思います。
個人的にこのピッチャーはくるなと思った人を紹介していきます。
古川侑利
まずは、古川侑利投手です。
去年プロ初勝利を含む4勝を挙げました。
年度 | 登板 | 勝利 | 敗北 | 完投 | 完封勝 | 無四球 | 打者 | 投球回 | 安打 | 本塁打 | 与四球 | 与死球 | 奪三振 | 暴投 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | 18 | 4 | 9 | 0 | 0 | 0 | 419 | 98 | 93 | 11 | 46 | 1 | 77 | 4 | 46 | 45 | 4.13 |
最終的には、4勝9敗・防御率4.13とブレイクまではいかなかったものの、非常に可能性を感じる1年だったと思います。
こちらが古川投手の投球映像です。
古川投手の最大の武器は、ノビのあるストレートです。
このストレートは1軍の打者相手でも頻繁に空振りをとれていました。
奪三振もストレートでとったものが最も多かったです。
巨人戦ではテレビ解説の原辰徳さんから絶賛されていましたね。
課題は制球力と変化球です。
去年はどうしても球が高めにいってしまう場面が多かったです。
それで球数もかさんでいましたね。
あとはストレートと同等の威力の変化球もほしいですね。
フォーク系の落ちる球かチェンジアップがもう少し良くなると一気にエース級になれるポテンシャルは持っていると思います。
今年は10勝ぐらい勝てると思います。
池田隆英
次は池田隆英投手です。
池田投手も去年プロ初勝利を挙げましたが、結局この1勝のみに終わってしまいました。
こちらが成績です。
年度 | 登板 | 勝 | 負 | 防御率 | セーブ | H | HP | 完投 | 完封勝 | 無四球 | 投球回 | 安打 | 本塁打 | 四球 | 死球 | 三振 | 暴投 | 失点 | 自責点 |
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2018 | 15 | 1 | 5 | 5.91 | 0 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 42.2 | 60 | 4 | 21 | 0 | 24 | 5 | 33 | 28 |
ただ、打線が打てなくて勝てない試合もいくつかあったので、そこまで悪いパフォーマンスには見えなかったです。
池田投手の良さは、力みなく腕が振れていることです。
こちらの動画を見てください。
非常に柔らかさを感じますよね。
ボールを持った手が腕より遅れて出ていき、これによって球よりに力が加わります。
なので打者はストレートはかなり速く感じていると思います。
古川投手のフォームが剛とすれば、池田投手のフォームは柔ですね。
池田投手の課題はセットポジションのときの投球です。
先ほどの動画にも出ていましたが、池田投手のクイックモーションはかなり早いです。
しかし、体重移動がセットじゃないときよりも出来ていません。
そのため、球威が明らかに低下していました。
セットポジションからの投球フォームの改善が課題だと思います。
池田投手はシーズンでは1勝に終わってしまいましたが、アジアウィンターリーグではMVPを獲得する活躍をみせました。
先発として2勝、防御率0.69というすばらしい成績でした。
これを自信にして課題も克服できれば、今年はブレイクすると思います。
西口直人
続いてのブレイク予想は、西口直人投手です。
去年プロ初先発で7回まで2安打無失点に抑えましたが、8回につかまり初勝利は逃しました。
しかし、このときの投球は堂々たるものでした。
2018年の成績はこちらです。
2018年 | 登板 | 勝利 | 敗北 | セーブ | 完投 | 完封勝 | 無四球 | 勝率 | 打者 | 投球回 | 安打 | 本塁打 | 四球 | 死球 | 三振 | 暴投 | ボーク | 失点 | 自責点 | 防御率 |
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1軍 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 29 | 7.2 | 5 | 1 | 1 | 0 | 3 | 0 | 0 | 2 | 2 | 2.35 |
ファーム | 7 | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.8 | 133 | 35 | 23 | 0 | 11 | 1 | 35 | 3 | 0 | 11 | 7 | 1.80 |
ファームでは7試合の登板ながら防御率1.80と非常に良い成績でした。
この投手もやはり武器はストレートですね。
そしてフォームに特徴があります。
こちらが西口投手の投球映像です。
だれかに似ていると思いませんか?
そう、金子弌大投手です。
リリース後が特に似ていますよね。
そして糸を引くようなストレート!
この力感のないフォームと球威をみたときは、可能性しか感じなかったですね。
カーブも良い変化をしていました。
正直完封もいけると思っていました。
ホームランを打たれた球も甘い球ではなく、正直あれは打ったほうをほめるべきだと思います。
ただ最後粘り切れなかったので、スタミナが一番の課題になってくるかなと思います。
あとはチェンジアップももう少し抜ければいいですよね。
とはいえ初登板であれだけのピッチングをしたのは本当に大したものです。
どこかひょうひょうと投げていたところも好印象ですね。
まだ初勝利も挙げていませんが、個人的に2019年の注目度は前の二人より高いですね。
まとめ
以上、今年ブレイクが期待できる3人を紹介してきました。
結局、全員ストレートが武器の投手になってしまいましたが、投手にとって一番重要なのはストレートだと思っています。
いくらいい変化球があっても、ストレートの質が悪ければ打たれてしまいます。
その意味では、この3人を選んだのは必然かなと思います。
さあこの3人がブレイクするかどうか、注目して見ていきたいですね!