3月26日、楽天は濱矢廣大投手との交換トレードで、DeNAの熊原健人投手を獲得したと発表しました。

シーズン開幕直前という異例の時期でのトレードでしたね。

先発投手が不足している楽天と、左の中継ぎの強化を課題とするDeNAの思惑が一致した形です。

両投手にとっても、これまで鳴かず飛ばずだったので、環境を変えるいいトレードになったのではないかと思います。

今回は、熊原投手について経歴や、球速・フォームなどをみていきたいと思います。

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熊原投手の経歴

こちらは入団会見の様子ですね。

まず、熊原投手の経歴をみていきたいと思います。

熊原投手のプロフィール

こちらがプロフィールになります。
生年月日:1993年10月19日
身長体重:178cm/85kg
出身地:宮城県角田市
守備位置:投手
右投左打
仙台大学→DeNA(2015年ドラフト2位)→楽天

地元・宮城県出身ですね。

大学も仙台大と、生まれも育ちも宮城です。

そして実家はなんと室町時代から18代にわたって続く神社だそうです。

室町っていうと400年以上前ですからね。

すごい由緒ある神社ですね。

熊原投手の選手としての経歴

熊原投手は小学校6年から野球を始めたそうです。

割と遅めですね。

早い子だと小学校入ったばかりくらいからもう始めてますもんね。

北角田中学校時代にも軟式野球部に所属しました。

柴田高校進学後も野球を続けましたが、甲子園には出場できませんでした

しかし、地元の仙台大学から誘いを受け、大学でも野球を続けます。

このとき、神社の跡取りになるか進学するかで、だいぶもめたようです。

それでも家族の理解もあり、野球を続けることができました。

そして大学時代にその名をとどろかせます。

2年生までは鳴かず飛ばずでしたが、3年時の春季リーグ戦では、エースとして4勝0敗、防御率1.71の成績を残し、MVPとベストナインを獲得しました。

チームの67シーズン振りのリーグ優勝と、チーム初の全国大会(第63回全日本大学野球選手権大会)出場に大きく貢献しました。

67シーズン振りって、30数年ぶりってことですよね。

これはすごいですね。

しかもチーム初の全国大会出場ですから、仙台大のレジェンドといってもいい存在ですね。

熊原投手の快進撃はまだまだ止まりません。

まず、3年秋には東北学院大学戦でノーヒットノーランを達成しました。

また、4年春にはリーグ戦で4勝0敗、防御率0.63という快刀乱麻の成績を収め、2度目のMVPを獲得しました。

さらに、秋季リーグ戦に2勝1敗、防御率1.05の成績で2度目のベストナインに選出されました。

リーグ戦通算では、23試合の登板で13勝4敗、153奪三振、防御率1.42という素晴らしい成績を残しました。

そしてその年のドラフトでDeNAからドラフト2位指名を受け、入団しました。

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熊原投手の選手としての特徴・成績

続いて、熊原投手の成績や特徴をみていきたいと思います。

熊原投手の球種・フォーム

熊原選手の持ち味は何といってもストレートです。

最速152km/hのストレートは、球速以上の速さを感じます。

空振りが取れるので、カウントを取る球でも、決め球でも使えます。

このストレートを軸に、大きなカーブと縦スライダー、フォークなどをたまに交えながらピッチングします。

あくまでもストレートが主体ですね。

大学時代を見る限り、かなり質のいいストレートに見えます。

こちらがフォームになります。

腕を上げた状態のまま足も高く上げていますね。

かなりダイナミックなフォームです。

球速も出るわけですね。

実家が神社であることにもちなんで、「神主投法」とも呼ばれています。

ただ、制球力に難があり、2017年からフォーム改造に取り組んでいます。

熊原投手の成績

こちらは、プロ入り後の熊原投手の成績です。

 年度 所属球団登板勝利敗北防御率完投投球回被安打被本塁打与四死球奪三振暴投失点自責点
2016DeNA18114.97029310162521816
2017DeNA4315.40020236121711612

見ての通り、目立った成績を残せていません。

大学時代の活躍がうそのようですね。

やはりプロとアマチュアには大きな差があるんですね。

2018年は1軍登板がありませんでした

おそらくフォーム改造に時間がかかったためと思われます。

ただ、もっているものは一級品だと思うので、あとは制球力upと、自分に合ったフォームを見つけることだと思います。

こちらは、DeNAでのピッチングです。

成績は出ていませんが、これだけ見ると、かなりの好投手だという印象です。

ストレートが伸びてますし、カーブもフォークのような落差ですよね。

DeNAがなぜ彼をトレードに出したのか、不思議ですね。

楽天としては思わぬ掘り出し物を獲得できたかもしれません。

まとめ

以上、新加入の熊原投手についてみてきました。

楽天の数少ない地元出身ですし、イケメンです。

これは活躍すればすぐ人気が出る選手ですね。

野球選手としての素材も一級品ですし、非常に楽しみな選手です。

問題は起用法ですね。

いきなりローテーションで投げさせることはないと思いますが、近いうちに先発として試すと思います。

今シーズンはこの熊原選手にも注目してみていきたいですね!

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