田中和基選手が好調です。
ファームでは打率.198でしたが、5月23日に1軍に昇格すると、24日に3打数2安打1打点を記録しました。
26日には今シーズン1号ホームランを含む4打数2安打1打点と活躍しました。
それだけではなく、27日でも2号2ランホームランを含む3安打を放ち、猛打賞の大活躍でした!
さらに、5月31日、6月1日にはそれぞれ3号、4号と2試合連続でホームランを放ちました!
ブレイクしつつありますね。
特集動画もアップされていました。
まだ2年目の若手選手ですが、すでに高い能力を見せつけています。
今回は田中和基選手の走・攻・守での能力の高さについて書いていきます。
田中和基選手のプロフィール
田中和基選手は、福岡県福岡市出身の2年目、23歳(1994年8月8日生まれ)です。
右投げ両打ちのスイッチヒッターです。
西南学院高校では、両打ちの捕手として右打席で10本、左打席で8本、通算18本の本塁打を放ちました。
このころは外野手ではなくキャッチャーだったんですね。
立教大学進学後は、外野手に転向しました。
4年次に大学日本代表に選ばれるなど活躍し、リーグ通算で打率.270、50安打、9本塁打、28打点、16盗塁の成績を収めました。
そして2016年、ドラフト3位で楽天に入団しました。
走塁
田中和基選手は、50メートル5秒89を誇るチーム屈指の俊足です。
そのため代走で起用されることも多いです。
去年は、途中出場が多いながら、チームトップの7盗塁を記録しました。
まだ2年目ということもあり、代走に甘んじるつもりはないですが、走塁についても気を付けていることはあるそうです。
“いかにタイミングを合わせられるか”
これが一番重要であると本人は語っています。
つまり、ピッチャーの投球動作やバッターが打った瞬間など、瞬時のタイミングをしっかりと把握しておくことが、良いスタートをきるための絶対条件だそうです。
良いスタートをきることができれば、盗塁成功の確率は当然上がってきますよね。
そのためにも、スタートのタイミングは早すぎても遅すぎてもいけません。
そういう意味で“タイミングを合わせる”ことが重要なんですね。
バッティング
田中和基選手のバッティングの特徴は、見ていて心地よいほどのフルスイングをすることです。
最初の動画もそうですが、こちらの動画をみていただければよりわかると思います。
確かにフルスイングですね!
茂木栄五郎選手に似てるなと思いました。
本人としては、左はソフトバンクの柳田選手、右は西武の浅村選手を参考にしているそうです。
左だけでなく右でもフルスイングをしてホームランを放っています。
ホームランの後のバット投げも良いですね(笑)
しかし、年間通して1軍では活躍できず、結局打率.111という成績におわりました。
ただ2軍では打率.295、ホームラン6本を記録しました。
今季はフルスイングだけでなく、バットを少し寝かせてみたり、足のあげ方に変化をつけているそうです。
今シーズンは開幕を1軍で迎えますが、4月5日に2軍落ちしてしまいます。
2軍でも打率.198と成績を残せませんでした。
ところが、5月23日に再度1軍に登録されると、先ほど述べたような活躍です。
2軍の成績はあまりあてにならないんですね。
元中日監督の落合さんも言っていましたが、逆方向に強い当たりを打てる選手は大成することが多いです。
なので、田中和基選手も今後強打者になれる可能性を十分秘めていると思います。
守備
先ほど述べたように、田中選手は足が非常に速いので、守備範囲も当然広いです。
昨年は守備固めで使われることも多くありました。
また、球際にも強く、ファールでスタンドに入りそうな当たりをネットに飛び込みながらジャンピングキャッチをしたこともありました。
最初の動画の1:48あたりでは、ホームラン性の当たりを見事キャッチして、飛び出したランナーもさしたという、超ファインプレーもみせました。
加えてキャッチャーをやっていたこともあり肩も強く、遠投は120メートルを記録しました。
120メートルといえば、プロでもトップクラスの強肩といわれます。
最初の動画の0:28あたりでは、すごい強肩を披露しています。
守備範囲が広く強肩なので、守備要員としては文句のつけようのない選手ですよね。
レギュラーになれば、ゴールデングラブ賞の可能性も十分にあると思います。
まとめ
田中和基選手は、走攻守3拍子そろっています。
しかもスイッチヒッターなので、松井稼頭央選手のようなスーパースターになれる可能性も秘めていると思います。
まずは存在感を示し続けて、レギュラーに定着してほしいですね。
追記
6月29日、ほぼ1か月ぶりに第5号ホームランを放ちました!
しかも打ったのはあの菊池雄星投手です。
特大のホームランでしたね。
そこまで強振したようには見えなかったのですが。
ここまで打率3割をマークし、1番に定着していますね。
まさにブレークの年になっています。