2017/11/06(月)、“必殺仕事人”こと高須洋介氏が1軍打撃コーチに就任しました!
楽天創設時のメンバーで、主に野村監督時代(2006年~2009年)に活躍した選手です。
僕のアイドル的存在で、当時は「チームが勝っても高須が打たなければ意味がない」と思っていました(笑)
登場時に流れるMONKEY MAJIKのTogether
「そ~よぐ風にのり~♪・・・い~つ~ま~でも~♪」を聞くと、テンションがあがったものです。
高須選手の何が魅力的なのかを書いていきます。
youtubeにアップされていましたが、こんな選手です。
非常に高い得点圏打率
高須選手の一番の魅力は、なんといっても得点圏でヒットを打てることです。
得点圏とは、ランナーが2塁以上にいるとき、つまりチャンスのことです。
高須選手は、ランナーがいないときには、あまり打たないのに、チャンスになるとヒットを量産します。
2006, 2007年と、2年連続で得点圏打率リーグトップを獲得しました。
全盛期の2007年には、打率.283に対して得点圏打率.386と、1割以上も上回っていました。
ちなみに2017年の得点圏首位打者は、セリーグがマギー(巨人)で、パリーグが柳田(ソフトバンク)でした。
マギーは、打率.315、得点圏打率.350で、柳田は、打率.310、得点圏打率.379です。
この2人と比べても、高須選手の勝負強さが際立っていますね。
さらに、この年の前半戦は得点圏打率.470まで上昇し、ほぼ5割という驚異的な数字を残しました。
ちょうどこの時、野村監督は彼を“必殺仕事人”と命名しました。
高須選手は勝負強いだけでなく、寡黙で職人的な雰囲気だったので、ピッタリの異名でしたね。
僕が一番印象に残っているのは、2010年のロッテ戦です。
9回にランナーが1,3塁か2,3塁の場面でサヨナラホームランを打ったんですよ!
期待通りの勝負強さを見せてくれて、そのときは本当に興奮しましたね~。
堅実な守備
高須選手は、守備もうまかったんですよ。
2017年現在では、セカンドでは広島カープの菊池選手が守備範囲が広くて有名ですね。
ただ、僕は高須選手の守備の方が好きです。
高須選手は、守備範囲こそそれほど広くないのですが、非常に堅実な守備を誇っていました。
いつも同じフォームで捕球・送球して、とても安定感がありました。
2006, 2010年は守備率1位を獲得しました。
特に、スローイングが正確でした。
センター方向に抜けそうな打球でも、捕るだけでなく逆シングルから正確な送球を見せてくれました。
あれは見てて気持ちよかったです!
転機は2009年
最初に全盛期が2006~2009年と書きましたが、ぼくの中で高須選手の転機は2009年だったと思っています。
この年は開幕から好調で、得点圏打率も高く順調でした。
しかし5月の試合中、守備でフライがあがったときに外野手と交錯して、足首を捻挫してしまったのです。
そこから3か月離脱してしまい、もったいないシーズンとなりました。
チームは2位になって良いシーズンだったのですが…。
この年以降、高須選手は得点圏打率が徐々に低下していき、出場機会を失っていきました。
この頃は僕も楽天の試合を見ているとき、いつもイライラしていました。
楽天が優勝した2013年、優勝の歓喜の輪の中に高須選手の姿はありませんでした。
優勝したのはうれしかったのですが、高須選手が活躍しなかったのは悲しかったですね。
そして同年に戦力外となり、イーグルスを去りました。
2018年からコーチとして楽天に復帰!
しかし、独立リーグ→横浜DeNA二軍打撃コーチを経て、2018年から1軍打撃コーチに就任しました!
当時のレジェンド的な存在の高須さんが楽天に復帰したことは、チームにとってもファンにとっても大きなプラスです。
持ち前の勝負強さを後輩に伝授して、高須2世と呼ばれるような選手を育てていってほしいです!
というわけで2018シーズンは去年以上に期待できそうです!
【追記】
残念ながら、チームの成績不振の影響で高須コーチは5月から2軍の打撃コーチに配置転換となりました。
1軍の試合で見られないのは残念ですが、2軍で次の“必殺仕事人”を育ててほしいです。
高須洋介も草野大輔も大好きでした。2009は青山川岸も小山も、永井も応援してました。福盛和男がスレッジに打たれ終わりましたが、残念至極です。星野監督には干されて出さなかった。残念至極です。2009のメンバーで優勝して欲しかったです。イヌワシさん素晴らしい分析です。
コメント頂きありがとうございます!2009年が一番応援に熱が入っていました。
野村監督が亡くなられて、一つの時代が終わった気がしています。当時が懐かしくなりました