あまり報道されませんが、第2回WBSC U-23ワールドカップという大会が開催されました。
日本代表は惜しくも準優勝に終わってしまいましたが、楽天の選手たちが活躍をみせてくれました。
楽天からは、近藤弘樹選手、内田靖人選手、堀内謙伍選手、西巻賢二選手が選ばれています。
この記事では第2回WBSC U-23ワールドカップでの楽天イーグルスの選手たちの活躍をまとめます。
第2回WBSC U-23ワールドカップについて
簡単にいうと、世界各国が23歳以下の選手のチームで世界NO.1を競う大会です。
2016年の第一回大会では、日本が見事優勝しています。
WBC(ワールドベースボールクラシック)のU-23版と考えて差し支えないです。
参加国は、次のようになっています。
グループA
日本、メキシコ、チャイニーズ・タイペイ、オランダ、コロンビア、南アフリカ
グループB
韓国、オーストラリア、プエルトリコ、ベネズエラ、ドミニカ共和国、チェコ
これを見てお気づきでしょうが、アメリカが出ていません。
しかし、韓国やベネズエラ、ドミニカ、プエルトリコといった強豪国はほとんど出ています。
つまり、かなりレベルの高い戦いが見られるということです。
大会の流れは少し複雑です。
まずオープニングラウンドでは、A,Bグループそれぞれで総当たり戦を行います。
その中でそれぞれ上位3チームがスーパーラウンドに進みます。
スーパーラウンドでは、Aグループ3チーム対Bグループ3チームで総当たり戦を行います。
そして、そこでの上位2チームで決勝戦を行います。
2018年の第2回大会では、10月20日~25日までオープニングラウンド、26日~28日までスーパーラウンド、29日に決勝および3位決定戦が行われます。
第2回WBSC U-23の楽天選手の活躍
それでは、今大会での楽天選手の活躍をまとめます。
近藤弘樹
まずは楽天からの唯一の投手、近藤弘樹選手からです。
近藤投手は、2018シーズンはプロ初登板・初先発を果たしましたが、初勝利はなりませんでした。
しかし、この大会ではすばらしい成績を残しました。
日付 | 投球回 | 打者 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 三振 | 四球 | 死球 | 犠打 | 暴投 | ボーク | 失点 | 自責点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10月23日 | 7 | 25 | 24 | 3 | 0 | 12 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
10月29日 | 8 | 30 | 29 | 7 | 0 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
10月23日のオランダ戦では7回3安打12奪三振0失点と、完璧なピッチングを披露しました。
さらに29日のメキシコとの決勝戦では8回無失点とこれまた快投を見せました!
三振は少なかったものの、8回を97球と省エネピッチングを披露しました。
シーズン中もこれくらいやってくれるとよかったんですけどね(笑)
内田靖人
続いて、内田靖人選手です。
内田選手は2018シーズン12本のホームランを放ち、生え抜きの高卒野手として初めて二桁本塁打を放ちました。
内田選手の今大会での成績はこちらです。
日付 | 打席 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四死球 | 三振 | 犠打 | 犠飛 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10月20日 | 4 | 4 | 1 | 1 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 |
10月21日 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
10月22日 | 4 | 4 | 1 | 1 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 |
10月23日 | 4 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 |
10月24日 | 4 | 3 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 | 0 | 0 |
10月26日 | 4 | 3 | 2 | 1 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 |
10月27日 | 4 | 3 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
10月28日 | 4 | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 |
10月29日 | 4 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 |
今大会でもホームラン3本、8打点と持ち前の長打力をみせました。
10月22日には初回に3ランを放ち、チームを勢いづけました。
10月26日には、ツーランホームランを含む3打点でチームの全打点をたたき出しました。
稲葉監督にも「4番は内田しかいない」と絶大な信頼を置かれていました。
頼もしいですね!
堀内謙伍
続いて、堀内謙伍選手です。
堀内選手は2018シーズン、高卒3年目でプロ初ヒットを放ちました。
その勢いのまま、u-23侍ジャパンにも選ばれました。
こちらが堀内選手の成績です。
日付 | 打席 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四死球 | 三振 | 犠打 | 犠飛 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10月20日 | 3 | 3 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 |
10月21日 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 |
10月22日 | 4 | 3 | 1 | 0 | 1 | 1 | 2 | 0 | 0 |
10月23日 | 4 | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 |
10月24日 | 4 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
10月26日 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 |
10月27日 | 4 | 4 | 1 | 1 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 |
10月28日 | 3 | 3 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 |
10月29日 | 4 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
初戦でいきなり2安打3打点を記録し、大活躍しました。
その後もヒットが続き、打点も記録しています。
正捕手としてチームを引っ張っている印象ですね。
10月27日には、値千金の3ランホームランで決勝点を記録しました。
あまり長打というイメージのなかった堀内選手ですが、パンチ力も十分あるということを見せてくれました。
西巻賢二
続いて西巻賢二選手です。
この選手は高卒ルーキーながら、2018シーズンに活躍しました。
シーズン打率.243、19本のヒットを放ちました。
高卒のしかもドラフト6位ルーキーにしては十分すぎる数字だと思います。
この活躍でu-23代表にも選ばれました。
成績はこちらになります。
日付 | 打席 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 四死球 | 三振 | 犠打 | 犠飛 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10月20日 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
10月21日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
10月22日 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
10月23日 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 |
10月24日 | 4 | 4 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
10月26日 | 3 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
10月27日 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
10月28日 | 4 | 4 | 3 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 |
10月29日 | 4 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
オープニングラウンドではヒットが1本しか出ず、活躍できませんでした。
次のラウンドでは今大会初のマルチヒットを放ちました。
28日には猛打賞を記録し、今大会初打点を含む2打点を記録しました。
他の選手が活躍する中、西巻選手も蚊帳の外にはならなかったので良かったですね(笑)
まとめ
相手がメキシコと格下だったので、個人的には何が何でも勝ってほしかったですね。
残念です。
ただ、楽天の選手たちは皆よくやってくれたと思います。
数字にもそれがしっかり表れていますよね。
選手たちには、この大会での成績を自信にして今後楽天の中心選手になっていってほしいですね。