9月12日、衝撃的なニュースが入ってきました。

長年メジャーリーグ・マリナーズの先発ピッチャーとして活躍してきた岩隈久志投手が、今シーズン限りでマリナーズを退団することが発表されました。

岩隈投手は、2017年5月以降右肩の不調に苦しんでおり、9月に手術をしました。

懸命なリハビリをしてきましたが、マリナーズでの復帰を断念しました。

当初は5~6月をめどに復帰するのでは、とされてきましたが、思い通りにはいきませんでした。

ただ引退はせず、「リハビリは長い道のりだったが、ようやくトンネルに光が見え始めた」と、復帰への手ごたえを口にしました。

そして、「日本はキャリアを終えるには良い場所」とも話していて、日本球界復帰を示唆しました。

そこで今回は、岩隈投手の近況をふり返りつつ、楽天復帰はあるのかどうかも考えていきたいと思います。

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手術からここまでの道のり

2017年9月に右肩の手術をした岩隈投手ですが、当初はリハビリも順調で、5~6月ごろには復帰する見込みでした。

twitterにも上がっていました。


これは3月時点の投稿です。

このときは「必ず復帰したい」と言っていました。

その後はなかなか吉報が届きませんでしたが、8月末にはマイナーリーグでの術後初の実戦登板を果たしました。

当たり前ですがまだ球速も出ていなかったですが、フォーム自体に大きな変化はないと思います。

最初に打たれた球は甘かったですが、その後はコースにきっちりと投げられていたので、コントロールも健在だと思います。

しかし、おそらく回復がずれ込んだことから、メジャー復帰はかないませんでした。

岩隈投手とマリナーズの相思相愛関係

岩隈投手は、入団以来、マリナーズと強い絆で結ばれてきました。

常に相思相愛だったように見えます。

岩隈投手が球団に対して文句を言ったのをみたことがないですし、球団も常に岩隈投手を必要としていました。

今回の退団でも、マリナーズの監督は、「クマ(岩隈)は戦士だ。彼を表現するのに最適な言葉はこれだ」

「クマはここぞという時、窮地に陥った時に素晴らしい投球を見せる」

「不運にも彼は今季、チームで投げることはない。彼がプレーを続けたいのは知っている。彼は最高だ。怪我がなければ良かったのに」

と、岩隈投手退団を惜しんでいました。

さらにGMのJerry氏もコーチのオファーを出すなど、本当に相思相愛でした。

岩隈投手自身も、「メジャー7年間を大好きなマリナーズで過ごせ、万々歳のメジャー生活でした。これからは生涯マリナーズの一ファンでいます」とつづっています。

ここまでくると、正直うらやましいですね。

ここまで組織に愛着を持てること人はなかなかいないと思います。

その意味では、岩隈投手は幸せ者だと思います。

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楽天復帰はあるか

まだまだ第一線で活躍できる

さて楽天ファンにとっては、ここからが本題と言ってもいいですね。

ずばり、岩隈投手は楽天に復帰するかどうかです!

古くからの楽天ファンなら、岩隈投手を知らない人はまずいないでしょうし、絶対に楽天に復帰してほしいと思っていると思います。

それだけの功労者ですからね。

2008年の21勝投手、沢村賞投手ですし、2009年の2位躍進に大きく貢献しました。

さきほどのtwitterでも示したように、フォームも以前とほとんど変わりませんし、コントロールも良かったので、まだまだ投げられると思います。

本人もブログで「来シーズンも投げられる確信がある」と強い言葉をつづっていました。

これは相当自信がないと言えないと思います。

マリナーズ退団となったのは、タイミングの問題だけだったと思います。

きっと楽天に復帰する!

あとはどの球団に復帰するかですが、僕は客観的にみても楽天だと思います。

なぜなら、岩隈投手は自主トレなどでも楽天イーグルスの選手たちといっしょにトレーニングしているからです。

知っている選手が多いということは、大きな安心材料になります。

また、楽天の立花球団社長も「楽天イーグルスの歴史を作った素晴らしい選手の1人なので、迎える準備はしていきたいと思う。しっかりと調査させて頂きます」とコメントし、早速岩隈投手獲得に乗り出す構えです。

また、岩隈投手は楽天を離れてからも東北との交流を積極的に行っています。

2014年には、震災復興のために設立された草野球球団「三陸鉄道キット Dreams」のGMに就任しました。

就任挨拶で岩隈投手は、「楽天でプレーしていたこともありますし、野球というスポーツの力を通じて三陸を盛り上げていきたい。」

「復興支援や社会貢献活動にも力を入れていきたい」と、被災地支援を積極的に行っています。

唯一の懸念は岩隈投手が幼いころに西武ファンだったことです。

僕も初めて知ったのですが、ファンクラブに入るほどのファンだったそうです。

幼いころの感情は大人になっても割と残っているものですからね。

しかし、これはあくまで子供のころの話です。

楽天や東北との絆のほうが圧倒的に強いと思います。

なので、岩隈投手は間違いなく楽天に入ってくれると思います!

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