10月4日、楽天イーグルスは3-4で敗れました。

なかなかホームゲームで勝てないですね。

来シーズンは今シーズンのようにはならないでほしいですね。

さて、そんな中、松井裕樹投手が再度先発し、6回4失点ながら14奪三振を達成しました!

これは自身最多の数字で、さらに二桁奪三振もプロ初とのことでした。

高校時代にも奪三振の多さで話題を集めましたが、その頃と今では三振を取る内容がかなり違っています。

今回はその比較もしていきたいと思います。

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この日の三振の内容

松井投手のフィニッシュショットがyoutubeに上がっていました。

ストレートと変化球をバランス良く使い分けていますね。

この日は抑えのときとほぼ変わらない最速149km/hを記録しました。

フィニッシュショットの数を表にするとこんな感じです。

   球種   三振数
ストレート4
チェンジアップ5
カットボール5

意外なのは、縦スライダーが一球もないことですね。

松井投手といえば高校時代は縦スライダーのイメージが強かったですが、今はほとんど投げなくなってきています。

その代わりにチェンジアップや、最近ではカットボールも投げています。

カットボールは本来、打者の芯を外して打たせて取る球なのですが、この日の松井投手は三振を取る球として使っていました。

映像で見ても、スライダーに近い曲がり幅を見せていますね。

ただ、縦ではなく横の変化です。

甲子園22奪三振の内容

こちらは松井投手が高校2年に記録した9回22奪三振の内容です。

改めてみると本当にすごいですね。

ストレートも速くて、縦スライダーも切れ味良すぎです。

三振の半数以上を縦スライダーで奪っています。

テイクバックもそこまで小さくなく、本当にのびのび投げていますね。

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フィニッシュショットが変化した要因

なぜ松井投手はスライダーを投げなくなったのでしょうか。

上の二つの映像を比べて思ったのは、フォームが結構違うなということです。

高校時代はより真上から投げ下ろしているのに対して、今年はスリークォーター気味になっている気がします。

なので、投球の角度が甲子園の時ほどなくなったので、スライダーが縦に変化しにくくなり、カットボールを使うようになったのではないでしょうか。

田中将大投手も似たようなことがいえます。

田中投手も高校時代は縦のスライダーが代名詞になっていました。

当時の楽天の野村監督も、「これが高校生の投げる球か」と感嘆していました。

しかし、キャリアを重ね投球フォームを進化させていく過程で、同様にオーバースローからスリークォーターに変化していきました。

それに伴い、スライダーよりもスプリットが田中将大投手の代名詞になっていきました。

なので、フィニッシュショットが変わった要因はフォームの変化だと思います。

まとめ

以上、松井裕樹投手の三振内容についてみてきました。

同じ三振でも高校時代と今では結構内容が違っていて面白かったですね。

それにしても6回で14奪三振とは、奪三振マシーンぶりは今でも健在ですね。

松井投手は来年先発なのか抑えなのかわからないですが、個人的には先発で何個三振とれるのか見てみたいですね。

日本記録が1試合20奪三振なので、この試合の内容ならそれ以上狙えると思います。

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