今年の楽天は去年とはまるで違います。

6月に入りましたが、去年のこの時期はダントツの最下位でした。

しかし今年は、首位争いを繰り広げています。

5月終了時点で逆転勝ちが17回と、劣勢の時の強さも見せています。

その打線の強さを支える一人が、茂木栄五郎選手です。

去年は打率.247、7本塁打、24打点と、不調に陥り、また怪我もしたりと、悪いシーズンでした。

ただ今年は、5月終了時点で打率.296、5本塁打、24打点と開幕から好調を維持しています。

今回は今年の茂木選手の好調について書いていきたいと思います。

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2019年は攻守でレベルアップ

2019年の茂木選手を象徴する動画がこちらです。

ホームランの時もそうですが、空振りのときのフルスイングがものすごいですよね。

フルスイングしすぎてヘルメットを飛ばしています。

このようなフルスイングは、去年はなかなか見られませんでした。

また、守備でもショートの一番深いところからノーバウンドで強い送球ができています。

次の動画はけん制でランナーをアウトにした場面です。

守備でのフィールディングも軽やかですね。

関係ないですが、実況の方の声が面白いですね。

去年と比べると、今年はみてて本当に調子がよさそうですね。

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去年の不調の原因

去年の茂木選手は、度重なる怪我に悩まされていました。

2017年11月に受けた右肘のクリーニング手術の影響で、2018年は1軍の春季キャンプは参加できませんでした。

開幕には間に合いましたが、急ピッチで仕上げたせいか、ずっと不調でした。

そして8月にふくらはぎにデッドボールを受け離脱してしまいました。

また、9月の2軍戦で守備で飛び込んだ際に左肩を痛め、そのままシーズンを終えてしまいました。

このように去年は怪我が重なったことが不調の一番の原因になったと思います。

今季の好調の要因

好調の要因は、不調の要因と表裏一体ですが、やはり体が怪我なく健康なことが一番だと思います。

今年は身体面での不安がなくなったことで、茂木選手の特徴でもあるフルスイングができていると思います。

また、今年はショートのポジションが約束されていなかったことも大きいのではないかと思います。

昨シーズン終了後、実は茂木選手は首脳陣から身体の負担が大きい遊撃から、外野か二塁への転向を提案されました。

しかし、ショートへのこだわりが強かったことから、平石監督に「遊撃で勝負させてほしい」と直訴したそうです。

監督も茂木選手の熱意を認め、「死ぬ気になって必死にやれ」と背中を押されたようですね。

結果、ふたを開けてみれば茂木選手はここまでショートの不動のレギュラーとして頑張っています。

このような精神的な危機感も、茂木選手の好調を支えているかもしれませんね。

一方、去年と今年の打撃フォームを比較してもほとんど違いはわかりませんでした。

なので、やはり技術的なことよりも、体調面・精神面が大きいと思います。

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