残念なニュースが入ってきました。

4月30日、高須打撃コーチが2軍打撃コーチに配置転換となってしまいました・・・。

代わりに栗原2軍打撃コーチが1軍打撃コーチになります。

持ち前の勝負強さを選手たちに伝授してほしかったのですが、残念です。

それにしても見切りをつけるのが早すぎると思います。

確かにチーム打率.216と78得点はともにリーグ最低でしたが、まだ開幕して1か月ですよ。

もう少し我慢しても良かったと思います。

さらに悲しいことに、これを受けてネットでは高須コーチ無能説が出回っています。

今回は、高須コーチの実績の紹介と、高須コーチ無能説についての検証をしていきたいと思います。

高須コーチの選手時代についてはこちらの記事↓で紹介しています。
必殺仕事人・高須洋介が楽天に復帰!

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高須コーチの実績

まず、高須コーチのこれまでの実績を見てみます。

楽天を戦力外になって2014年から、新潟アルビレックス・ベースボール・クラブに入団しました。

そこで1年間選手兼で野手総合コーチをし、経験を積んだようです。

youtubeにも守備練習の動画などをアップしています。

その後2015年~2017年の3年間、横浜DeNAの2軍打撃コーチを務めました。

そして、2018年から楽天の1軍打撃コーチに就任しました。

このときはこれで楽天打線が勝負強くなると期待していたんですが・・・。

高須コーチは無能なのか?

今、ネットの世界では高須コーチ無能論が出回っています。

根拠は、今回の打線の不調に加えて、DeNA時代にも2016,2017年と2年連続でチーム打率がリーグ最下位だったことです。

2016年はチーム打率.240、2017年は打率.234でした。

そして2018年の楽天で.216と、確かに高須コーチが打撃コーチのときに成績をかなり落としています。

無能といいたくなる気持ちはわかります。

ただ、無能なコーチを3年間置いておくほどDeNAは甘いですかね?

数字だけでは見えないチームへの貢献があったかもしれません。

その証拠として、去年の記事にこんなのがありました。

今年の春季キャンプ、2軍スタートだった宮﨑。そこで彼は高須洋介2軍打撃コーチにこんな相談を持ちかけた。

「外側の球をライトへ打ったときのほうが打球が上がるんですけど、インサイドの球はどうやって打ったら角度がついて、打球が上がるようになるんでしょう」 すると、高須コーチは宮﨑にこう答えたのだという。

「もう少しボールを体の近くまで呼び込んでみたら?」 宮﨑は、さっそくその意識を持ってインコースのボールと対峙(たいじ)した。すると、あるフォームの変化に気がついたのである。ボールを呼び込もうとすると、ステップ幅が短くなっていたのだ。

「インサイドに関しては、呼び込むというより、吸い込む感じがあったんです。ボールをインサイドのほうへ吸い込む感じ…そうするとステップ幅が短くなって、その分、右の軸足に体重が乗ったままの体勢になった。そこで一気に体を回転させて打つというイメージを持ったら、レフト方向への打球も上がるようになったんです。そもそも僕は軸足にメチャメチャ溜めてインサイドを打つタイプではなかったので、最初はこんな感じかなぁと半信半疑でやってたんです。でも、シーズンの途中からレフトにホームランが出始めたので、今はその感じを極めようと思ってやっています」

去年のセリーグ首位打者に輝いた宮崎選手ですが、スタートは2軍でした。

高須コーチの助言がきっかけで、徐々にインサイドの球が打てるようになったと書かれています。

宮崎選手が才能を開花させた要因には、高須コーチの助言もあるんじゃないでしょうか。

この記事からは、高須コーチは選手の才能を引き出す力があると判断できます。

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2018オープン戦では打線好調

もうひとつの反証として、オープン戦ではチームの打撃は好調だったことがあげられます。

こちらがオープン戦の成績です。スコアと安打数をのせています。

日付 スコア 安打数 日付 スコア 安打数
2/24 広5―11楽 6 3/14 楽4―6De 10
2/25 De5―7楽 15 3/16 楽4―12神 9
3/3 中2―9楽 15 3/17 楽5―3広 9
3/4 中7―11楽 13 3/18 楽5―4広 10
3/9 楽3―6西 6 3/21 西3―3楽 5
3/10 楽4―2西 10 3/23 巨1―5楽 12
3/11 楽3―0中 8 3/24 巨人2―2楽 7
3/13 楽1―7De 6 3/25 巨人4―3楽 4

得点、安打数をみてもわかる通り、オープン戦は、決して打線の状態が悪いわけではなかったです。

つまり開幕してから調子が悪くなったわけで、決して高須コーチだけの責任ではないと思います。

各打者が調子が悪くなった時期と高須コーチの在籍期間がたまたま重なっただけという可能性もあります。

まとめ

以上のように、高須コーチの在籍期間中、そのチームの打率は確かに落ちていますが、宮崎選手の例のように、高須コーチが貢献している場合もみられました。

だからもう少し様子見でもよかったと思うんですけどね。

まあ、こうなったら2軍で頑張ってもらうしかないですね。

ファームで第2、第3の必殺仕事人を育成していってほしいです。

いずれにせよ、楽天イーグルスはまずひとつ勝って連敗を脱出してほしいですね。

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