11月24日、安樂智大投手が契約更改し、400万円ダウンの推定年棒1600万円でサインしました。

プロ4年で初めて未勝利に終わり、非常に悔しいシーズンだったんじゃないかと思います。

今年はローテーション入りが確実視されていましたが、春先にケガで離脱し、結局2試合のみの登板に終わりました。

この記事では安樂投手の2018年をふり返ります。

スポンサーリンク

2018年の安樂投手の成績

まずは1軍での成績ですが、冒頭で述べたように、2試合のみの先発です。

こちらがシーズン全体の成績です。

 年度 登板完投完封勝無四球投球回被安打被本塁打与四球与死球奪三振失点自責点防御率
2018202000814121210910.13

登板は2試合で、いずれも先発登板です。

防御率にも表れているように、絶不調だったと言えるでしょう。

続いてこちらが各試合の成績です。

 日付 相手登板勝敗防御率投球回球数被安打被本塁打奪三振与四球与死球失点自責点最速km/h
9月18日先発10.132625011155145
9月11日先発6.0061149111054144

2試合とも芳しくない成績です。

特に気になるのは、最速でも145km/hと、球威が明らかに低下していることです。

甲子園で155km/hを出した剛腕は、見る影もなくなっています。

高校時代に肘を負傷し、プロ入り後に球威は落ちましたが、最近は150km/h超も出るようになってきていました。

しかし今シーズンは、さらに球威が低下してしまいました。

この原因は離脱の原因になった右肩痛でしょう。

ファームでの成績

続いて、ファームでの成績です。

1軍登板とは違って、2軍では登板が結構ありました。

こちらが安樂投手のファームでの成績です。

 年度 登板完投完封無四球投球回被安打被本塁打与四球与死球奪三振暴投失点自責点防御率
2018184411191.21041119361342414.03

18試合に登板して4勝4敗、防御率4.03です。

ファームでも安樂投手は苦戦していました。

ただ、1試合完封勝利がありました。

これは2016年以来2回目の完封でした。

全体としての成績は今一つでしたが、完封を始め良い投球の時もありました。

スポンサーリンク

オフには松坂投手と自主トレ

安樂投手の不調の原因は、右肩痛です。

これまでも様々な好投手を苦しめてきた肩の痛みを、安楽投手も発症してしまいました。

試合数はこなせているので、肩の状態はそこまで悪くはないと思います。

それでも来季に向けて不安が残ります。

幸運なことに安樂投手は、元楽天の投手コーチの与田剛さんを介して松坂大輔投手と知り合いました。

そしてオフには松坂投手と合同で自主トレを行えるようになったそうです。

松坂投手もここ数年肩の痛みに苦しめられてきましたが、2018年は先発として6勝を挙げ、見事にカムバックしました。

安樂投手にとってこれ以上ないお手本となるでしょう。

すでにフォームについてアドバイスももらっているとのことでした。

まとめ

高校生で157km/hを出して、鳴り物入りで入ってきた安樂投手も、来年でもう5年目です。

大卒で同い年の投手が入ってくることもあり、燃えるものがあると思います。

プロでの経験を見せつけてほしいですね。

そして来年こそはブレイクの年にしてほしいですね。

スポンサーリンク