松井裕樹投手は2018年は苦しいシーズンとなっています。

6月5日現在で0勝5敗2セーブ、防御率5.01と、キャリアワーストの成績となっています。

表情もこころなしか冴えません。

なぜここまでの不調に陥ってしまったのでしょうか。

フォームを崩した、勤続疲労などいろいろ言われていますが、実際のところは定かではありません。

5月末からは持ち直してきている感はありましたが、6月7日に登録抹消されてしまいました。

ここでは松井裕樹投手の今シーズンの登板全試合の成績を記録しておきます。

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月別の成績

まずは月ごとの松井裕樹投手の成績です。

 月 防御率登板ホールドセーブ投球回被安打被本塁打奪三振奪三振率与四死球暴投失点自責点        
3月9.001000012000.001011
4月6.0090212912099.007166
5月4.3511023010.1801714.815255
6月3.0030110310412.003011
7月6.52931109.21021110.247077
8月1.7212105015.2811910.915233
9月0.757110312811712.751011
10月4.50101006401421.002043

3月、4月は最悪のスタートとなってしまいましたが、5月には徐々に防御率も良くなり、三振も多く取れるようになってきています。

状態は上向きではないかと思います。

それでもまだ本来の数字には程遠いのですが。

5月中旬から、クローザーを外れセットアッパーに配置転換されたこともその要因の一つかなと思います。

各試合の成績

続いて、松井裕樹投手の登板全試合の成績です。

 日付 相手投球回投球数被安打被本奪三振与四死球失点自責点 記録 
3月30日118200111
4月3日129303022
4月6日18000000
4月7日132100211
4月10日121002100セーブ
4月11日114200011
4月15日西137202211
4月19日116201011セーブ
4月25日119000200H
4月26日125201000
5月4日西128104111
5月8日19001000
5月11日121002100H
5月13日114001100
5月17日17101000
5月18日116002000H
5月19日113002000
5月23日2/331300222
5月25日114002000H
5月27日117100011
5月31日De2/315202011
6月2日110001000
6月3日132102111
7月7日西114101000
7月8日西122220022
7月11日114102111
7月17日227002000H
7月18日110002000
7月21日西120102100
7月22日西2/328401144
7月24日128001300
7月29日116100100
8月1日222002000
8月2日118002200
8月5日125201011H
8月7日231004000H
8月11日西112000000
8月12日西120101100H
8月15日118001000
8月18日118002111
8月22日233114011
8月25日1 2/330102000H
8月26日116200100
8月28日西19100000
9月1日237412011
9月5日117002000セーブ
9月6日121001000
9月8日115101000
9月16日117003100セーブ
9月19日19001000セーブ
9月27日583307000
10月4日61134014343

序盤は特に被安打が多かったです。

与四死球数も序盤のほうが悪いですね。

ただ、それよりも被安打の多さのほうが目立つので、コントロールというよりは球の威力に問題がありそうです。

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各試合のストレートの球速、球種の割合

続いて、より詳細なデータをみていきます。

各試合のストレートの平均球速・最速を記載しています。

また、ストレート、縦スライダー、チェンジアップ、カーブ、カットボールの各球種を投げた回数をまとめてあります。

 日付 平均球速球速Maxストレート縦スライダーチェンジアップカーブカットボール
3月30日141145108000
4月3日1431451311200
4月6日14414661100
4月7日1431461381100
4月10日143143102900
4月11日14214590400
4月15日144147218520
4月19日14514683400
4月25日14314494600
4月26日141145126700
5月4日144147135900
5月8日14414551300
5月11日143148125400
5月13日145147111200
5月17日14514724010
5月18日14715092401
5月19日14714982300
5月23日143146226600
5月25日14715064400
5月27日144147100700
5月31日14714984300
6月2日14414671200
6月3日1451482421000
6月5日142145101800
7月7日14614783400
7月8日14514667900
7月11日145146121100
7月17日144148164250
7月18日14314660130
7月21日14714981074
7月22日146150142544
7月24日144148190810
7月29日14814990232
8月1日144147130801
8月2日142146121500
8月5日145147180502
8月7日1461481701112
8月11日14614980130
8月12日145148120701
8月15日149151122310
8月18日145148140310
8月22日1461491401144
8月25日147150170337
8月26日14614891321
8月28日14214670200
9月1日145148162707
9月5日15115291322
9月6日149152101703
9月8日14314780304
9月16日146150100106
9月19日14414970110

5月を過ぎたあたりから球速が上がってきて、18日には今シーズン初めての150キロを記録しました。

25日にも150キロを計測し、球速からみても状態は上向きだと思っていました。

しかし、6月5日には平均球速が142キロと落ちてしまいました。

その影響か、7日に登録抹消されてしまいました。

8月は平均球速が戻ってきて、8月15日のソフトバンク戦では自己最速を更新する151km/hを計測しました。

この日は平均球速も149km/hと、一番速かったですね。

しかし、それをさらに上回るパフォーマンスを9月5日にみせました。

最速を152km/hに更新し、平均球速も151km/hをマークしました!

シーズン終盤にきてようやく調子が上がってきましたね。

スライダーとチェンジアップの割合はその日によって本当に違います。

ストレートの割合は岸投手ほどは多くないですね。

あまり偏りすぎない印象です。

カーブ、カットボールは前半戦ではほとんど投げなかったですが、7月7日にファームから復帰してからはしばしば投げています。

一方、縦スライダーは7月18日以降、投げなくなってきています。

ファームでの成績

ファームでは17日から投げ始めています。

松井投手のファームでの各試合の成績です。

 日付 相手投球回投球数被安打被本奪三振与四死球失点自責点記録
6月17日116101000
6月24日西120002100
6月26日De118102100
6月27日De117102000
7月1日15100000
7月5日117002000

さすがにここでは格の違いをみせつけ、失点0で調整を終えました。

4年振りの先発

9月27日、松井投手は4年振りに先発登板しました。

5回無失点7奪三振で勝利を挙げました。

さらにフォアボールが一つもなかったことは素晴らしいと思います。

こちらが詳細成績です。

   回    1  2  3  4  5 
平均球速145144142142142
球速Max147147145145144
ストレート1099147
縦スライダー10001
チェンジアップ11431
カーブ23203
カットボール04323

先発でしたが、球速はそこまで落ちていないですね。

ストレートを中心に、チェンジアップ、カーブ、カットボールをバランスよく使っていました。

これは2019シーズンは先発に戻るということもあるかもしれないですね。

10月4日

   回    1  2  3  4  5  6 
平均球速145145146145143145
球速Max149148148149146146
ストレート10862147
縦スライダー000000
チェンジアップ432503
カーブ132211
カットボール826563

平均球速145km/h、MAX149km/h

この試合で7者連続三振と自己最多の14奪三振をマークしました。

まとめ

各試合の球速のデータからは、序盤の球威不足が伺えます。

不調の原因はそこにあったと思われます。

ただ、5月過ぎからは球速も上がってきたのですが、ついに6月7日に登録抹消されてしまいました。

その後1か月の調整を経て7月7日に復帰登板を果たしましたが、まだ本調子ではないようです。

球威はあるように思いますが、7月22日など、相変わらず打ち込まれることがありました。

しかし、9月からは調子を取り戻し、9月16日には史上最年少で通算100セーブを達成しました!

とにかく松井投手に復調してもらわないことには楽天は勝てないです。

まだまだ若い投手なので、この経験を糧にさらに飛躍していってほしいですね!

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