2018年、アマダー選手とペゲーロ選手、オコエディクソン選手が退団しました。

特にアマダー選手とペゲーロ選手は比較的長く楽天にいたので、寂しい気持ちはあります。

しかしその代わりに、今年は抑え投手のブセニッツ投手と4番候補のブラッシュ選手という二人の新外国人選手も獲得しました。

今回は、2019年シーズンに向けて楽天が獲得した新外国人選手について、経歴やプレー動画をまとめます。

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アラン・ブセニッツ投手

まず最初にアランブセニッツ投手についてご紹介します。

ブセニッツ投手のプロフィール

プロフィールはこちらになります。

生年月日:1990年8月22日
身長/体重:185cm/81kg
守備:投手
背番号:32
右投/右打
出身地:アメリカ合衆国
経歴:ケネソー州立大→エンゼルス→ツインズ→楽天
愛称:バズ

プロ入りは2013年です。

MLBドラフト25巡目(全体757位)でロサンゼルス・エンゼルスから指名されました。

しかしエンゼルス時代は芽が出ず、2016年にトレードでツインズに移籍しました。

そして2017年に念願のメジャーデビューを果たしました。

メジャー時代の成績はこちらになります。

 年度   球団  登板セーブホールド投球回被安打被本塁打与四球敬遠与死球奪三振冒頭ボーク失点自責点防御率WHIP
2017ツインズ28110231.22249002320971.990.98
2018ツインズ23410025.13781402262025227.822.01

すべて中継ぎでの登板です。

2017年は28試合の登板で防御率1.99とすばらしい成績を残しました。

2018年は防御率7.82と散々な結果で、11月20日にツインズから放出されてしまいました。

その流れで楽天と契約を結びました。

ブセニッツ投手の投球スタイル

ブセニッツ投手の持ち球は、150km/h台後半の速球と、カーブ、チェンジアップです。

こちらにブセニッツ投手の投球動画がありました。

まず言えるのは、ストレート系の球(フォーシーム・ツーシーム)が速いことです。

フォーシーム(普通のストレート)は常時97~98マイル(156~158km/h)は出せるようですね。

ツーシーム(シュート気味に手元で変化する速球)でも95マイル(153km/h)出ていました。

これだけでも日本の打者には脅威になると思います。

あと特徴なのは、82~86マイル(132~138km/h)の縦に曲がる球を多く投げていましたね。

これが本人が言うカーブなんだと思います。

カーブにしては早く鋭く曲がっていますよね。

縦スライダーの方が近いかもしれません。

動画ではこの2球種しか投げていなかったので、チェンジアップはあまり使わないんじゃないかと思います。

フォームはコンパクトですね。

クイックは得意そうです。

この投球スタイルと中継ぎというポジションを考えると、どうしてもハーマン投手と比べてしまいます。

ハーマン投手には申し訳ないですが、ブセニッツ投手のほうが球も速いしスケールの大きさを感じます

あとは制球力ですが、成績をみてもフォアボールはそこまで多くなく(通算57投球回で23個)、コントロールに問題があるわけでもなさそうです。

これは今シーズンどれだけ活躍してくれるか、楽しみですね。

それにしても、これで守護神候補が松井裕樹投手、ハーマン投手、ブセニッツ投手と、競争が激しくなりそうですね。

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ジャバリ・ブラッシュ選手

もう一人の助っ人は、ジャバリ・ブラッシュ選手です。

ブラッシュ選手のプロフィール

プロフィールはこちらです。

生年月日:1989年7月4日
身長/体重:196cm/106kg
守備:外野手
背番号:69
出身地:アメリカ合衆国
右投/右打
経歴:マイアミ・デード大→マリナーズ→アスレチックス→パドレス→ヤンキース→エンゼルス→楽天
愛称:ビッグ・ダディ

プロ入りは2010年です。

MLBドラフト8巡目(全体252位)でシアトル・マリナーズに入団しました。

しかしマリナーズ時代の6年間は結果が出ず、パドレスに移籍しました。

そして2016年4月4日のドジャース戦でメジャーデビューを果たしました。

かなり遅咲きだったんですね。

ただメジャー定着はできずに、その後もヤンキース、エンゼルスと渡り歩きました。

メジャーでの成績はこちらです。

 年度   球団  試合打席安打本塁打塁打打点盗塁犠飛四球三振併殺打 打率 出塁率長打率
2016パドレス38841232351011343.169.298.324
2017パドレス6119535556161128665.213.333.341
2018エンゼルス24454051215240.103.200.128

あまり大きなインパクトは残せていませんね。

本塁打も2017年の5本が最高です。

ただ、マイナーリーグではコンスタントにホームランを打ち続けました。

2018年はAAAで83試合に出場し、打率.317、29本塁打、68打点と大活躍しました。

また、マイナー通算では打率.266、169本塁打、500打点、67盗塁とすばらしい成績を残しています。

マイナーではスターだがメジャーでは輝けない、いわゆるAAAAの選手といったところでしょうか。

ブラッシュ選手の打撃スタイル

こちらがブラッシュ選手のバッティングと守備の動画です。

最初のエンゼルスでのホームランは、脚をかなり上げていましたね。

メジャーリーグで脚をあそこまで上げる打者は珍しいと思います。

イチロー選手や大谷翔平選手も日本時代は足を上げて打っていましたが、メジャーでは速球に対応するために上げなくなりました。

それでもホームランを打てる技術があるので、日本の速球には対応できるでしょう。

あと飛距離も魅力ですね。

196cm/106kgの大きい体を存分に活かしています。

あそこまで飛ばせるので、日本ではパワーでは間違いなくトップクラスだと思います。

あとは確実性がどれくらいあるかですね。

外国人選手は、とかく日本の投手の変化球に苦しむ傾向が強いので、いかに変化球の見極めをして確実な打撃ができるかが問題だと思います。

守備の場面もありましたが、守備範囲・肩ともに特に問題はなさそうですね。

ブラッシュ選手は打撃だけでなく守備でも貢献をしてくれそうです。

まとめ

以上、ブセニッツ投手とブラッシュ選手をご紹介しました。

正直2013年のアンドリュー・ジョーンズとマギーの両選手ほどの実績はないですが、メジャーリーグの実績が日本での成功を決めるわけではないですからね。

プレー動画からは、二人ともやってくれる気がします。

特にブセニッツ投手に対する期待値は高いですね。

あれだけの速球とキレのある変化球はそうは打てないと思います。

二人ともアメリカで苦労してきているので、ぜひ日本で成功してほしいですね。

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