まだシーズン終了までは1か月ありますが、楽天イーグルスはもう今シーズンはあきらめたようです。
平石監督代行が若手育成に切り替えることを示唆しました。
監督代行就任当初は好調だったのですが、ここ最近で8連敗と、完全に息の根を止められた感じですね。
もとの弱い楽天に戻ってしまいました。
こうなってしまったことは仕方がないので、また来年に向けて頑張ってほしいですね。
さて、来年楽しみな投手がファームに出てきました。
石橋良太投手です。
9月4日現在、22試合に登板して2勝5敗、防御率2.34の好成績を残しています。
特に、9月2日の日本ハム戦では8回無失点の快投を見せました!
今回は石橋良太選手について取り上げます。
小学校からの野球エリート
石原選手は大阪府出身です。
小学校1年生から野球をはじめ、最初は投手としてスタートしました。
そして5,6年生のときに連続で全国優勝を果たしました。
すごいですね。
中学時代にも遊撃手兼投手として2,3年生のときに全国大会に出場しました。
そして高知の名門、明徳義塾高校に進学します。
当初は地元のPL学園を考えていたそうですが、2002年に甲子園優勝を果たした明徳義塾高校の姿を見て翻意したそうです。
高校時代は1年秋から二塁手のレギュラーを獲得し、2008年にはセンバツ出場も果たしました。
そして2年生の秋からはなんとエースピッチャーとしてチームを引っ張ります。
二刀流の才能があったんですね。
ここまでは順調にキャリアを積んでいるようにみえます。
大学時代から投手に専念
しかし、大学時代に壁にぶち当たります。
拓殖大学進学後、1年春から投手兼内野手でリーグ戦に出場していたが、打率は1割に低迷してしまいました。
高校時代に野手でのプレーを希望しながらも投手に転向させられた経緯があり、大学ではふたたび野手に挑戦していました。
それだけに石橋選手本人としては葛藤があったと思います。
結局、監督との話し合いも重ねた結果、投手に専念することになりました。
投手としては1年秋、2年秋、3年秋にも防御率リーグトップの成績を残すなど、才能豊かでした。
「好きこそものの上手なれ」といいますが、そうではない例の一つですね。
オリックスの金子千尋投手も、テレビで「もともと野手志望だったけれど投手の才能があったから転向した」と言っていました。
社会人野球でも活躍
投手に転向した石橋投手は、社会人に入ってからもその才能を発揮し続けます。
名門Honda入社後、1年目から主力として活躍しました。
2014年の第67回JABA九州大会では優勝を果たし、MVPに選ばれました。
第85回都市対抗野球大会ではリリーフ、第40回社会人野球日本選手権大会では先発としてフル回転しました。
1年目でこれだけやれるので投手として相当な才能があったんでしょうね。
そして2年目は先発として活躍を見せます。
第86回都市対抗野球大会では三菱重工名古屋戦で8回1失点の好投でチームを勝利に導きます。
第41回社会人野球日本選手権大会では初戦のパナソニック戦で8回途中1失点の好投で勝利しました。
準々決勝の日立製作所戦では完封勝利を記録しました。
決勝でも9回途中まで1失点の好投を見せていましたが、サヨナラ負けしました。
それでもこれまでの活躍を評し、敢闘賞を受賞しました。
そして2015年、ドラフト5位で楽天に入団しました。
こうしてみると、もっと上位でもいいのになという気がします。
プロ入り後は、2016年、17年とふるわず、今シーズンから育成選手になりました。
しかし、ファームでの好投が認められ、7月26日に支配下登録されました。
石橋良太投手の投球フォーム
さて、ここで気になるのが、どういうピッチャーなのかということです。
175cm・77kgと、投手としては小柄な石橋投手ですが、最速149km/hのストレートを投げます。
また、カットボール、カーブ、フォークなど多彩な変化球を投げます。
そしてフォームですが、youtubeにありました。
2016年時のフォームです。
セットポジションからの投球です。
まず思ったのは、腕のしなりがいいですね。
肘も高く上がっていますし、関節がかなり柔らかいと思います。
左腕を高く上げるところは何となく安樂投手に似ていますね。
まとめ
今回は石橋良太選手について取り上げました。
高校・大学・社会人で大活躍でも、プロではそうもいかないんですね。
プロとアマチュアのレベルの差を感じました。
ただ、今シーズンはファームではありますが好成績を残せていますので、来季は1軍の戦力になれるように頑張ってほしいですね!