昨日(5月22日)はオリックス相手に完敗してしまいましたね・・・。
本拠地で0-10は悲しいですよね。
オリックス先発・アルバース投手を最後まで打ち崩せませんでした。
さて、1軍は大敗しましたが、逆にファームでは7-1と快勝しました!
その中で大活躍だったのが、オコエ・ディクソン選手です。
昨年(2017年)11月に入団し、もうひとりのオコエとして注目をあびました。
今シーズンはケガの治療のため、ここまではファームでもでていませんでしたが、最近試合に出始めて、頭角をあらわしています。
今回は、オコエディクソン選手について、これまでの成績や楽天との意外な因縁をお伝えします。
オコエディクソン選手のプロフィール
まず、オコエディクソン選手のプロフィールです。
オコエディクソン(O’Koyea Dickson)選手は、カルフォルニア州出身、1990年生まれの28歳です。
身長180cm、体重100kgのがっしりとした体格です。
2011年のドラフト12巡目でドジャースに指名され、7年間ドジャース傘下のマイナーリーグのチームでプレーしました。
ちなみにオコエ瑠偉選手のスペルは、Louis Okoyeです。
若干違いますね。
まあアメリカとナイジェリアなので、違うのは当たり前といえば当たり前ですね。
それぞれの“オコエ”が名前と苗字であることも違います。
そして気になる登録名ですが、“ディクソン”となりました。
さすがに同じ名前でポジションも同じ外野なので、“オコエ”だとまぎらわしいので妥当かなと思います。
ただ、オリックスにも“ディクソン”がいるんですよね(笑)
まあこれはチームが違うので問題はないと思います。
アメリカでの成績
次の表がオコエディクソン選手のアメリカでの成績です。
年度 | レベル | 試合 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 三振 | 打率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
'11 | Rk | 48 | 63 | 10 | 1 | 13 | 38 | 1 | 44 | .333 |
'12 | A | 106 | 105 | 27 | 1 | 17 | 48 | 11 | 65 | .272 |
'13 | A+ | 122 | 131 | 32 | 3 | 15 | 88 | 4 | 68 | .280 |
'14 | AA | 126 | 124 | 36 | 3 | 17 | 73 | 5 | 67 | .269 |
'15 | AAA | 117 | 101 | 27 | 0 | 13 | 50 | 2 | 63 | .262 |
'16 | AAA | 101 | 108 | 28 | 3 | 18 | 64 | 1 | 64 | .328 |
'17 | MLB | 7 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | .143 |
'17 | AAA | 116 | 99 | 22 | 1 | 24 | 76 | 4 | 97 | .246 |
2017年に7試合だけメジャーリーグ(MLB)でプレーしています。
MLBでの初安打は、メジャー球界を代表する左腕・バムガーナー投手から打ちました。
それ以外の年度はすべてマイナーリーグでの成績です。
ホームランを毎年二桁打っていて、2塁打の数もまずまず多いので、中・長距離打者だとわかります。
2016年には打率.328をマークしていますが、例年は.250~.280あたりに落ち着いています。
プレースタイルは?
上の表からだけでも何となくどんな打者なのかはわかりますが、実際の映像をみてみましょう。
まず、バッティングの映像です。
元西武のカブレラのような構えから、豪快なホームランを打っていますね。
一目みて思ったのは、お尻が大きい!
他の選手と比べても大きいのがわかります。
下半身の力がかなりありそうですね。
次に、守備の映像です。
地面すれすれのところでキャッチしている見事なファインプレーです。
ただ、ボールを追っているところを見ると、足はそんなに速くなさそうですね。
見た目はまずまず速そうなんですけどね。
そしてキャッチした後、どこか痛めたのか、しばらく立ち上がりませんでした。
ケガをしたかもしれませんね。
ただ、この映像は2015年のものなので、今回のケガではないです。
映像からは、強打者で守備もまずまず、ただ足は速くないということが伺えます。
今シーズン(2018年)の成績
さて、ここからはオコエディクソン選手の今シーズンの成績を見ていきます。
もちろんファームでの成績です。
日付 | 打数 | 安打 | 打点 | 本塁打 | 三振 |
---|---|---|---|---|---|
5月15日 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 |
5月16日 | 3 | 1 | 1 | 0 | 1 |
5月19日 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 |
5月20日 | 4 | 2 | 1 | 0 | 1 |
5月22日 | 3 | 2 | 5 | 1 | 1 |
5月23日 | 4 | 2 | 1 | 1 | 2 |
最近3試合はいずれも複数安打と調子を上げています。5月中旬から試合に出始め、現在打率.350、8打点、2本塁打という成績です。
特に22日には来日初ホームランを含む5打点と、勝負強さも見せました。
twitterにもあがっていました。
オコエディクソン来日第1号
4コマ pic.twitter.com/kJtXYIRwQn— 狗鷲追っかけ隊 (@Eaglesojisan) 2018年5月22日
やはり100kgという体型だけあって、かなり迫力ありますね。
心なしかアメリカ時代より大きく見えます。
また、23日の日ハム戦でも、2試合連続のホームランを放ちました!
1軍昇格も・・・
この2試合連発もあってか、24日に即1軍登録されました。
しかし、1軍では13打数1安打1打点6三振という結果に終わりました。
そして30日に登録抹消され、再び2軍生活を始めました。
ただ、6月2日の試合では、ファームに戻ってきてすぐにホームランを放ちました!
やはり1軍と2軍ではレベルにかなりの違いがありますね。
6月以降のファームでの成績
こちらは6月以降のディクソン選手のファームでの成績です。
日付 | 打数 | 安打 | 打点 | 本塁打 | 三振 |
---|---|---|---|---|---|
6月2日 | 3 | 1 | 2 | 1 | 0 |
6月5日 | 4 | 1 | 0 | 0 | 1 |
6月7日 | 4 | 1 | 1 | 1 | 1 |
6月9日 | 4 | 1 | 0 | 0 | 1 |
6月10日 | 4 | 1 | 2 | 1 | 0 |
7日、10日にもホームランを放ち、好調を保っています。
ただこの前1軍で通用しなかったので、2軍で結果を出すよりも1軍のピッチャー対策をする必要があるかもしれません。
6月13日に来日初ホームラン
6月12日、オコエディクソン選手は再度1軍に昇格しました。
意外と早かったですね。
そして13日、待望の来日初ホームランを放ちました!
こちらがその映像です。
中日の小笠原投手から、弾丸ライナーで運んでいきました!
また8回にもヒットを放ち、来日初のマルチ安打を放ちました。
この調子でどんどん打ってほしいですね。
楽天との意外な因縁
そんなオコエディクソン選手ですが、意外にも日本・楽天と接点がありました。
2017年のWBCで、日本とドジャースが練習試合を行ったとき、オコエディクソン選手は出場していました。
しかもサヨナラヒットを打っています。
そのヒットを打たれた投手が・・・なんと楽天の守護神・松井裕樹投手です!
1点ビハインドの9回に逆転サヨナラ二塁打を放っていました。
これは因縁を感じますね。
だから楽天が獲得に名乗り出たのでしょうか・・・?
まとめ
以上、オコエディクソン選手についてまとめました。
名前といい、松井投手との対戦といい、楽天に縁があると思うので、ぜひ活躍してほしいですね!
来日初ホームランも記録しましたし、これからノッていってほしいですね。