ジャバリ・ブラッシュ選手が絶好調です。

シーズンの半分を過ぎたあたりですが、ホームラン19本を放っています。

このままいけばシーズン40本は打ちそうですね。

楽天の助っ人外国人選手のシーズン最高は、2017年のウィーラー選手の31本だったので、大幅な記録更新となりそうです。

来日1年にもかかわらず、ブラッシュ選手はなぜここまで活躍できるのでしょうか。

今回はブラッシュ選手について迫っていきたいと思います。

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ブラッシュの詳細成績

こちらがブラッシュ選手の詳細な成績です。

 打率 試合 打席  打数 安打二塁打三塁打本塁打打点三振四球死球犠打犠飛盗塁併殺打出塁率長打率失策
.288652642126112019576840100205.420.6131

ホームラン19本はリーグ3位、57打点はリーグ2位です。

ここまでは非常にすばらしい成績を残していますね。

さらに、得点圏での成績がこちらになります。

 打率 打席打数安打本塁打打点三振四球死球犠打犠飛
.3827355215361614202

得点圏打率.382はリーグ2位です。

さらに得点圏で5本のホームランを放っています。

楽天史上これだけ頼りになる4番がほかにいたでしょうか。

アンドリュージョーンズ選手やウィーラー選手にしても最初は相当苦しんでいた印象ですが、ブラッシュ選手は最初からすんなり適応できた印象ですね。

なぜここまで早く適応できたのでしょうか。

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ブラッシュ選手が日本に早く適応できた要因

打撃フォーム

まず最も大きな要因は、打撃フォームにあると思います。

こちらはブラッシュ選手のホームランの動画です。

構えからして特徴的ですが、注目していただきたいのは脚です。

見事な一本足打法ですよね。

僕はこの打法が日本野球に適応できた鍵ではないかと考えています。

というのも、日本の投手は球速が比較的遅く変化球が豊富なので、一本足のほうがタイミングが取りやすいからです。

また、日本では一本足でいいバッターが多いです。

坂本勇人選手、山田哲人選手、中田翔選手、秋山翔吾選手、山川選手、柳田選手・・・というように良いバッターが非常に多いですよね。

ブラッシュ選手はアメリカ時代から一本足打法だったので、日本の方がむしろ合った環境だったのかもしれません。

なぜブラッシュ選手が一本足打法をしていたかというと、あこがれの打者の存在が大きかったようです。

なんと、日本のレジェンド・王貞治さんのフォームを参考にしていたと本人が名言していました。

王貞治さんといえば一本足打法の生みの親ともいえる存在で、世界記録の868本のホームランを放ちました。

しかしアメリカの、しかも王さんより大分年の離れた選手がフォームを参考にしているとは驚きました。

王さんの存在の大きさが改めてわかりますね。

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ちなみに、ブラッシュ選手の打撃フォームは、90年代にロッテで活躍したフリオ・フランコさんに似ていると言われています。

こちらがフランコさんの現役時代のフォームです。

確かに構えがすごく似ていますね。

ただ、足を上げないところがブラッシュ選手とは違います

ブラッシュ選手も、日本の記者から指摘されるまでフランコさんのことは知らなかったそうです。

ウィーラーの存在

あとは、ウィーラー選手の存在も大きいと思います。

ウィーラー選手は日本で4年プレーしていて、日本の投手の特徴をよくわかっています。

そのウィーラー選手といろいろ情報交換することで、日本の投手の配球もつかみやすくなったと思います。

ウィーラー選手が初のサヨナラ打を打った時には、真っ先にウォーターシャワーを浴びせに行くなど、二人の関係は良好です。

言葉が通じない日本で、ウィーラー選手のような先輩がいることは、ブラッシュ選手にとって非常に有利に働いたと思います。

ウィーラー選手にとっても、ブラッシュ選手の存在が良い刺激になっていると思います。

今シーズンのホームランの増加は、それも要因のひとつじゃないかと思います。

まとめ

以上、ブラッシュ選手についてみてきました。

このままいけば、確実に球団の助っ人外国人の本塁打記録は抜くでしょう。

また、山崎武司選手が記録した43本の球団記録も塗り替える可能性は大いにあると思います。

このまま順調にいって、ぜひ記録を更新してほしいですね。

そして楽天を優勝に導いてほしいです。

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