完投・完封は投手にとって最高の結果です。
楽天イーグルスにおいても、数多くの投手が完投・完封を記録してきました。
この記事では、楽天イーグルスの完投・完封に関する記録をまとめます。
終盤に準完全試合についてもまとめてあります。
1シーズンでの完投・完封数
ここでは1シーズンでの記録を見ていきます。
まずは完投数です。
年度 | 投手 | 完投数 |
---|---|---|
2011 | 田中 将大 | 14 |
2005 | 岩隈 久志 | 9 |
2014 | 則本 昂大 | 9 |
2010 | 田中 将大 | 8 |
2012 | 田中 将大 | 8 |
2013 | 田中 将大 | 8 |
2017 | 則本 昂大 | 8 |
2009 | 田中 将大 | 6 |
2006 | 一場 靖弘 | 5 |
2008 | 岩隈 久志 | 5 |
2008 | 田中 将大 | 5 |
2009 | 岩隈 久志 | 5 |
2009 | 永井 怜 | 5 |
2011年の田中将大投手が群を抜いてトップに立っています。
14完投なんて今の時代じゃ考えられないですよね。
この年はちょうど統一球が導入され、飛ばないボールとなっていたころではありますが、14完投はすさまじいですね。
2位は則本投手と岩隈投手が9つで並んでいます。
則本投手はわかりますが、岩隈投手はあまり完投するイメージではなかったので、この多さは意外でしたね。
田中将大投手は例年完投数が多いですね。
やはり楽天のエースの中でもトップということが数字からもわかりますね。
続いて、1シーズンでの完封数です。
年度 | 投手 | 完封数 |
---|---|---|
2014 | 則本 昂大 | 7 |
2011 | 田中 将大 | 6 |
2009 | 田中 将大 | 3 |
2012 | 田中 将大 | 3 |
2006 | 一場 靖弘 | 2 |
2008 | 岩隈 久志 | 2 |
2008 | 田中 将大 | 2 |
2008 | 永井 怜 | 2 |
2009 | 永井 怜 | 2 |
2011 | 永井 怜 | 2 |
2013 | 田中 将大 | 2 |
2017 | 則本 昂大 | 2 |
こちらは2014年の則本投手が7つでトップでした。
2018シーズンは巨人・菅野投手の終盤の3試合完封が話題になりましたが、合計7つの完封は巨人では29年振りだったそうです。
則本投手のシーズン7完封の凄さがわかりますね。
ただ、この年は浮き沈みが激しかったので、則本投手は沢村賞には届きませんでした。
意外なのは、岩隈投手の完封数が最高でも2つと少ないことです。
もう少ししているイメージでしたけどね。
それだけ完封は難しいということですね。
通算完投・完封数
続いて、通算での完投・完封数です。
1シーズンのランキングをみればだいたいわかりますが、載せておきます。
まず通算完投数です。
選手名 | 完投数 |
---|---|
田中 将大 | 53 |
則本 昂大 | 29 |
岩隈 久志 | 27 |
永井 怜 | 14 |
一場 靖弘 | 7 |
塩見 貴洋 | 7 |
有銘 兼久 | 6 |
朝井 秀樹 | 6 |
岸 孝之 | 5 |
美馬 学 | 4 |
やはり田中将大投手がダントツのトップですね。
2位の則本投手の差がまだかなりあります。
3位には岩隈投手、4位には永井投手と、かつての楽天を支えた先発3本柱の投手たちが順当に入っていますね。
続いて、通算完封数です。
選手 | 完封数 |
---|---|
田中 将大 | 18 |
則本 昂大 | 11 |
永井 怜 | 7 |
岩隈 久志 | 4 |
一場 靖弘 | 2 |
有銘 兼久 | 2 |
美馬 学 | 2 |
こちらも田中将大投手が抜群のトップですね。
ただ、則本投手があと数年楽天にいてくれれば、抜けそうな数字ではあります。
岩隈投手が4つしかないのは意外でしたね。
無四球数
続いて、無四球試合の通算ランキングを見ていきます。
無四球とは、投手が1試合完投して四死球を出さなかった場合に記録されます。
これは完封より難しい記録とも言えますね。
完封はフォアボールを何人出そうが0で抑えれば記録されますが、無四球はフォアボール1つも出せないですからね。
精密なコントロールと精神力が求められます。
ただ、完封と違ってあまり注目されることはありません。
次の表は、通算での無四球の数です。
選手名 | 無四球数 |
---|---|
田中 将大 | 12 |
岩隈 久志 | 7 |
則本 昂大 | 6 |
塩見 貴洋 | 3 |
美馬 学 | 2 |
こちらもやはり田中将大投手がトップです。
完投・完封と合わせて3冠ですね!
球威だけでなく、コントロールも抜群なのが田中将大投手の凄さですよね。
2位には岩隈投手がきています。
こちらも精密なコントロールが持ち味の投手なので、このランキングには納得ですね。
3位の則本投手ですが、実は6つの無四球のうち5つを2014年に記録しています。
この年はいいときは本当に無双なピッチングをしていましたね。
準完全試合
こちらでは準完全試合について取り上げます。
残念ながら楽天には完全試合はもちろん、ノーヒットノーランを達成した選手はいません。
しかし、準完全試合なら2人います。
準完全試合とは、走者を1人だけ出した完封試合のことです。
2018年現在、日本プロ野球では46人しか達成していないようです。
そのうちの2人の楽天選手は・・・藤原紘通投手と則本昂大投手です!
藤原って誰?と思う方もいるでしょう。
藤手紘通さんは2009年からキャリアをスタートさせた元選手です。
そのルーキー時代の2009年に準完全試合を達成しています。
しかしその年以降は肘痛などに悩まされ、実働3年という短いプロ人生となってしまいました。
なので、知らない人がいても無理はありません。
しかし、ルーキーだった当時はストレートの伸びが非常に良い投手でした。
準完全試合達成の映像がこちらです。
ランナーを一人出しましたが、ダブルプレーで結果27人で試合終了しています。
ノーヒットノーランみたいには盛り上がっていませんね。
静かな完封です(笑)
一方、則本投手は2014年に準完全試合を達成しています。
7回にヒットを打たれるまでは一人のランナーも許さない完全試合ペースでした。
調子の良い時は本当に手がつけられない投手ですね。
まとめ
以上、完投・完封に関する記録をまとめました。
田中将大投手のすごさが改めてわかる調査となりました。
今後10年くらいは田中将大投手を超える投手は出ないと思いますが、また新しいスターが出てきてほしいですね。
そしてまだ楽天ではノーヒットノーラン・完全試合が達成されていないので、ぜひ誰か達成してほしいですね。