9月17日、楽天イーグルスは千葉ロッテと対戦し、7-2で勝利しました!

これでカード3連勝です。

そして、この試合で2年目の藤平尚真投手がプロ初の完投勝利を挙げました!!

この試合のハイライトです。

9回114球、3安打2失点での完投勝利です。

三振数は3つと少なめでしたが、打たせてとる投球で球数を少なく抑えました。

高卒2年目での完投勝利は立派なものです!

今回は藤平投手の投球内容をふり返ります。

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地元・千葉での初完投

この完投勝利は、ただの完投勝利ではありません。

奇しくも、藤平投手の出身地・千葉での初完投勝利です。

しかも、十代最後の当番での勝利です。

藤平投手は、小学6年のとき千葉ロッテマリーンズジュニアに選抜されています。

幼いころから慣れ親しんだマウンドでの初完投は、感慨深いものがあったでしょう。

球速は145km/h未満

ここからはこの試合の藤平投手の投球内容についてです。

この試合だけでなく、最近の藤平投手に言えることですが、球速があまり出ていません。

平均で140km/hぐらいですかね。

145km/hを超える球は1球もありませんでした。

おそらく、フォームのバランス重視で投げているからだと思います。

投球フォームも、ほとんど足を上げずに体重移動しているので、球速が出ないんだと思います。

藤平投手といえば、高校時代は150km/h超の速球が持ち味だったので、この変化は意外でしたね。

まだ2年目なので、さらに良い球を投げるために試行錯誤している最中なんでしょうね。

ただ、この球速でしかも全体的にボールが高かったのですが、ちゃんと打ち取れていたので、球速以上にキレがあったと思います。

1~3回はノーヒットピッチング

今日の藤平投手は立ち上がりから安定していました。

初回、先頭バッターを139km/hのストレートでゴロに打ち取った後、次の打者はフォアボールで歩かせます。

しかし、3番中村選手をセンターフライに打ち取った後、一塁ランナーをけん制でアウトにしました。

落ち着いていましたね。

2回もライトフライ2つとショートゴロで3者凡退に抑えました。

3回はすべてライトフライで打ち取りました。

この回もコントロールはバラツキがあったのですが、球の威力があったと思います。

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4回はホームランから動揺

4回は藤平投手のまだ甘いところが出た気がします。

先頭バッターの岡選手にホームランを打たれると、次のバッターにストレートのフォアボールを出してしまいます。

明らかにホームランを打たれたことに対する動揺が出ていました。

この辺が藤平投手の課題の一つだと思います。

そして次の打者にもヒットでつながれます。

しかし次の井上選手はカーブでライトフライに打ち取ります。

この球も高めでかなり危なかったですが・・・。

その後タッチアップと盗塁で1アウト2,3塁のピンチを迎え、角中選手の一ゴロの間に1点追加されてしまいました。

結果的に、あのフォアボールが失点につながってしまいました。

なおも2アウト3塁でしたが、次の打者はライトフライに打ち取り、追加点は防ぎました。

圧巻は6回

5回ファウルフライ2つとピッチャーゴロで三者凡退でした。

藤平選手のこの試合一番の見せ場は6回でした。

先頭バッターの岡選手に2塁打を打たれ、いきなり0アウト2塁のピンチを迎えました。

しかし、その後3者連続空振り三振に仕留めたのです!

まず一人目平沢選手はフォークで三振。

その直後にワイルドピッチで3塁に進まれてしまいます。

しかし藤平投手は踏ん張りました。

次の中村選手をスライダーで三振、井上選手に対しては全球ストレートで三振を奪いました

しかも高めの球での空振り三振です。

これは本人もかなり自信になったんじゃないですかね。

三振はすべてこの6回に奪ったという形になりました。

いわゆるギアチェンジを使ったんですかね(笑)

これで山を越えたか、7,8回は三者凡退で片づけました。

9回も2アウトからピンチを迎えましたが、最後はファーストゴロに打ち取りました。

まとめ

最後にヒーローインタビューです。

地元での完投勝利、さらに誕生日間近の勝利と、いいことが連続した形ですね!

藤平投手はなにか持ってる感じがします(笑)

ホームランの直後にフォアボールを出すなど、まだまだ甘い部分もありますが、高卒2年目の完投勝利はすごいです。

6回には三者連続空振り三振を奪ったところは、エースの片鱗も感じました。

今年は去年と比べて打ち込まれることが多く、壁にもぶつかったと思いますが、この経験を糧に飛躍していってほしいですね。

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