10月13日、楽天イーグルスは4-1で千葉ロッテに勝ちました。
則本投手が10勝目なるかに注目が集まりましたが、先発は古川投手でした。
その古川投手4回1安打無失点の好投を見せました。
そして5回から則本投手が登板し、7回まで0で後続につなぎました。
そして最終的に4-1というスコアで、見事に勝ちを付けました。
古川投手からしたら勝てるチャンスをひとつ逃したわけですから、思うところはあるでしょうが、これで則本投手は6年連続の二桁勝利を達成しました。
則本投手の6年連続二桁勝利を決めたピッチング
この試合のハイライト動画がありました。
則本投手の当番は2:00ごろからです。
則本投手だけでなく、古川投手、山崎剛選手、田中和基選手、今江選手も活躍していましたね。
則本投手はストレートはほぼすべて150km/h台で、この日最速155km/hを2球もマークしました。
フォークも要所で低めに集めていましたし、調子は良さそうでした。
これで6年連続の二桁勝利です。
これは楽天イーグルスでは初の快挙です。
二桁勝利の合計回数でも、田中将大投手の“6回”に並びました。
もっとも、田中将大投手はヤンキース時代も含めると10年連続二桁勝利を継続中です。
ただ、楽天イーグルス所属時では5年連続となっています。
則本投手先発回避の理由は?
となると、なぜ先発を回避したかが気になります。
その理由は、“ぜんそく”だったようです。
6日のロッテ戦前にアレルギー性のぜんそくを発症したとのことでした。
それで監督代行とも相談し、先発を回避したそうです。
とりあえず肩肘のケガではなかったのは一安心ですね。
6日のロッテ戦前、ということはその試合はぜんそくを抱えながらも7回1失点の好投をみせたということになります。
それもすごいことですね!
この試合でもせきをするようなしぐさをみせていましたが、無事に登板を終えて良かったですね。
5年連続の奪三振王も獲得した則本投手
則本投手はもうひとつの記録を生み出しました。
5年連続の奪三振王です。
これはすごい記録で、プロ野球史上3人目の達成者となりました。
連続奪三振王は江夏豊さん(阪神)、鈴木啓二さん(近鉄)の“6年連続”がプロ野球記録です。
則本投手は5年連続なので、来年も奪三振王になればプロ野球記録に並びます!
これは十分達成可能ですね!
ちなみに江夏さん、鈴木啓二さんが6年連続を達成したのはともに1967~72年にかけてです。
同じ期間でセパ両リーグでの奪三振王が同じというのもかなり珍しいですよね。
リーグは違っても、お互いに意識していたのかもしれませんね。
一方の則本投手は、これまでそうしたライバルがいなくても奪三振王のタイトルをとり続けていました。
その意味ではより価値の高い5年連続奪三振王だと思います。
ぜひ来年も獲ってほしいですね!
まとめ
今シーズンはこれまでにないほど苦労したシーズンだった思いますが、それでも二桁勝利を挙げてくるところはさすがですね。
奪三振も186個と、5年連続の200奪三振はなりませんでしたが、他の投手だったら十分な数字です。
本人も「一番残念なシーズン」と言っていましたが、その分得るものも大きかったはずです。
これをばねに来年は15勝は勝てるように頑張ってほしいですね!