6月29日、楽天イーグルスは西武ライオンズ相手に15-1と完勝しました!!
それだけではありません。
相手の先発はあの天敵・菊池雄星投手でした。
菊池雄星投手をノックアウトしての勝利、非常に大きかったです!!
ここまで実に13連敗を喫していたので、今回の勝利は格別でしょう。
今回は、これまでの菊池投手との対戦をふり返るとともに、勝利した試合を詳しくみていきたいと思います。
これまでの菊池投手との対戦成績
楽天が菊池投手に負け続けていたときの菊池投手成績です。
日時 | 投球回 | 投球数 | 被安打 | 被本 | 奪三振 | 与四死球 | 失点 | 自責点 | 記録 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016年5月25日 | 7 | 88 | 4 | 0 | 5 | 1 | 0 | 0 | 勝利 |
8月5日 | 6 | 86 | 4 | 1 | 6 | 1 | 2 | 2 | 勝利 |
9月17日 | 5 | 91 | 3 | 0 | 5 | 4 | 0 | 0 | 勝利 |
2017年5月5日 | 7 | 96 | 2 | 0 | 9 | 1 | 1 | 1 | 勝利 |
5月26日 | 8 | 109 | 4 | 0 | 9 | 2 | 1 | 1 | 勝利 |
7月7日 | 9 | 140 | 5 | 0 | 14 | 2 | 0 | 0 | 勝利 |
8月3日 | 8 | 115 | 3 | 1 | 11 | 1 | 1 | 1 | 勝利 |
8月17日 | 9 | 111 | 2 | 0 | 7 | 4 | 0 | 0 | 勝利 |
8月31日 | 9 | 129 | 5 | 1 | 11 | 2 | 2 | 2 | 勝利 |
9月14日 | 8 | 121 | 4 | 0 | 11 | 2 | 1 | 0 | 勝利 |
10月3日 | 8 | 137 | 6 | 0 | 9 | 5 | 3 | 1 | 勝利 |
2018年4月13日 | 6 | 99 | 7 | 1 | 7 | 2 | 5 | 5 | 勝利 |
4月28日 | 6 | 71 | 3 | 0 | 7 | 0 | 0 | 0 | 勝利 |
5月4日 | 7 | 104 | 6 | 2 | 7 | 2 | 5 | 5 | |
6月29日 | 5 | 118 | 10 | 1 | 8 | 1 | 6 | 6 | 敗戦 |
これを見ると、特に2017年にコテンパンにやられていたことがわかります。
すべての試合でQS(6回以上3失点以内)に抑えられ、ほとんど8回、9回まで投げられていました。
加えて二桁奪三振を4回食らっています。
しかし2018年は、菊池投手相手に5得点以上した試合が3試合もあり、今シーズンは菊池投手に対して3勝しててもおかしくない成績でしたね。
つまり、連敗を止める前から攻略できていたことが伺えます。
試合のハイライト
それでは、この試合をふり返っていきたいと思います。
初回
まず初回、田中和基選手がいきなり151km/hのストレートをはじき返してヒットにします。
次の茂木選手の打席で、茂木選手がかなり粘りました。
そして8球目に1塁ナンナーの田中選手がスタートをきり、盗塁しました。
茂木選手はその後大きなレフトフライを放ち、田中選手がタッチアップで3塁に行きました。
そして島内選手の犠牲フライで1点先制しました!
なんとも効率の良い得点ですね。
田中選手の足を存分に生かした形となりました。
2~3回は無得点
2回は菊池投手も目を覚ましたか、簡単に3者凡退となりました。
しかしペゲーロ選手が10球粘って、球数を投げさせました。
3回は2者連続三振の後、茂木選手が内野安打で出塁しました。
すかさず盗塁を決めました。
菊池投手も動揺したか、次の島内投手にフォアボールを出しました。
次の今江選手は三振に倒れましたが、楽天イーグルスのテーマである「足を使った攻撃」が着実に実行できていました。
4回はビッグイニング
そして見せ場は4回です。
まず銀次選手がヒットで出ました。
後続2人は凡退して2アウトとなりましたが、ペゲーロ選手がセンター前に運んでヒットにしました。
そして、嶋選手がランナー2人を返すタイムリー2塁打を放ちました!
これだけにとどまりません。
なんと続く田中和基選手が2ランホームランを放ちました!
そのホームランはレフトスタンド上段まで飛んでいき、田中和基選手のポテンシャルの高さを感じましたね。
その後も茂木選手が2塁打を放ち、島内選手がタイムリーを放ちました。
結果、この回5点を奪う猛攻を見せました。
5回は得点こそありませんでしたが、またもチャンスをつくっていました。
まとめ
最終的にこの試合15点を取り、快勝しました。
菊池投手は序盤と中盤で明らかに球威が違っていました。
150km/h超を連発していたのですが、4回の途中から5回にかけては、150km/hが1球もありませんでした。
それも楽天打線が序盤から粘りや盗塁など、菊池投手を苦しめていたことが要因だと思います。
去年あれだけやられていたので、楽天のほうも対策を練ってきていると思います。
その対策が功を奏しているのでしょう。
とにかくファンとしては天敵に土をつけて気分がいいですね。
平石監督代行になって以降、打線が目を覚ましたかのように好調ですね。
なぜなのかはわかりませんが、この調子で勝ち続けてほしいですね。