2018シーズン、岸孝之投手がゴールデングラブ賞を受賞しました。
プロ入り初の受賞で、岸選手自身も「選んでいただき光栄。初めてなのでとてもうれしいです」と語っていました。
岸投手は2018年、最優秀防御率のタイトルも獲得しましたし、いい年になりましたね。
この記事では、楽天選手のゴールデングラブ賞についての記録・歴史をまとめます。
ゴールデングラブ賞とは
まず、ゴールデングラブ賞とは何ぞやについてです。
守備の上手い選手が受賞する賞というくらいの認識はありますが、はっきりとした定義を知らなかったので、ここに書いておきます。
正式名称は三井ゴールデン・グラブ賞(みついゴールデングラブしょう)といって、三井広報委員会によって提供されています。
NPBの公式表彰じゃないんですね。
守備力に卓越した選手を、プロ野球記者の投票によって表彰する賞です。
両リーグの各ポジションで1人ずつ選ばれます。
ベストナインと同じ選出方法です。
有資格者は、規定投球回数以上投球している、または年間試合数の3分の1以上登板している投手と、チーム試合数の2分の1以上同じポジションで出場している捕手・野手です。
受賞者には金色の皮革で作られたグローブとトロフィーが贈られます。
このグローブは受賞者決定後、受賞者が使用しているものを模して作られ、実際に使用できるそうです。
確か元日ハムの新庄さんが、引退後まもないころの始球式で金色のグラブを使っていましたが、あれはゴールデングラブ賞のものだったんですね。
ゴールデングラブ賞受賞回数
ここから本題です。
楽天選手のゴールデングラブ賞の受賞回数をまとめます。
選手名 | 受賞回数 | 受賞年度 |
---|---|---|
田中将大 | 3 | 2011,12,13 |
藤田一也 | 3 | 2013,14,16 |
嶋基宏 | 2 | 2010,13 |
岸孝之 | 1 | 2018 |
銀次 | 1 | 2017 |
最多は田中将大投手と藤田一也選手の3回です。
田中将大投手は2011年から3年連続の受賞です。
ピッチングもフィールディングも良く、非の打ちどころがありませんね、田中将大投手は。
藤田選手の守備の良さは有名ですよね。
個人的には必殺仕事人の高須洋介さんが好きだったのですが、2013年当時、悔しいけど藤田選手のほうが上だなと思いました。
それにしても、楽天選手の受賞人数は少ない気がしますね。
2005年創設で10年以上たっていますが、5人は少ないです。
楽天が守備にそれほど穴があるとは思いませんが、守備でみせる選手は少ないのは事実でしょうね。
ただ、田中和基選手は近い将来ゴールデングラブ賞の常連になる可能性を秘めていると思います。
藤田一也選手の守備
ここで、藤田選手の守備をふり返っていきたいと思います。
こちらがその映像です。
全盛期の2013年のプレー集です。
この映像だけでも、楽天史上No.1のセカンドだとわかりますね。
球際に強くてスローイングも正確です。
守備の上手さももちろんありますが、抜群のポジショニングセンスもありました。
ピッチャー返しで抜けたと思われた打球も、あらかじめ打球方向を予測しておくことで追いつけました。
当時の星野仙一監督から「シーズンで10勝以上の価値があった」と絶大な信頼を得ていました。
田中将大投手の24勝0敗という神がかった成績も、藤田選手の好守がなければなしえなかったと思います。
まとめ
以上、楽天選手のゴールデングラブ賞についてまとめました。
先に書いたように、楽天選手の受賞者はまだ少ないです。
これからもっと増えていくといいですね。
特に田中和基選手に期待です!