8月1日、楽天イーグルスはまたも逆転勝ちを収めました!

これで後半戦が始まってから11勝2敗とチームは絶好調です。

5位オリックスとのゲーム差も2.5まで縮まってきました。

一時期はダントツの最下位だったのが、かなりの追い上げですね。

3位のソフトバンクまでの差も5.5ゲームと、クライマックスシリーズも見えてきました。

そんな中、大活躍を見せたのが田中和基選手です。

今季はすでに走攻守そろったプレーヤーとして売り出していますが、この試合でさらに知名度を上げたかもしれません。

自身初の1試合2本のホームランを放ちました。

加えて、右打席と左打席の両打席で1本づつ放ちました!

これは楽天ではセギノール氏以来2人目で、パリーグでは14人目の快挙だそうです。

今回は田中和基選手のこのホームランと、なぜそこまでホームランが打てるのかについて迫っていきたいと思います。

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衝撃の両打席ホームラン

まずはそのホームランをご覧いただきましょう。

パリーグtvさんから、試合のハイライトがアップされていました。

1本目のホームランは右打席でした。

動画の0:34あたりです。

オールスターにも出たアルバース投手の球をフルスイングで運んでいきました。

そして2本目が左打席です。

1:49あたりですね。

今度は右腕の近藤投手からホームランを打ちました。

こちらもフルスイングでもっていっていますね。

田中和基選手の成績

ここで、今シーズンの田中和基選手の成績をみていきましょう。

データは8月1日時点ですね。

まずは全体の成績です。

打率打数安打二塁打三塁打本塁打打点得点三振四球死球犠打犠飛盗塁盗塁死併殺打出塁率長打率得点圏失策
.295210625011293551190211441.352.476.3330

1番打者で打率.295、ホームラン11本、盗塁14ならもうシーズン終わってもいいくらいの成績ですね。

ホームラン11本は楽天の日本人選手の中ではトップの数字です。

また、得点圏打率も.333と高い数字です。

ちなみに得点圏では4本のホームランを放っています。

チャンスメークだけでなく、ランナーを還す働きもしているということですね!

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次に月別の成績です。

打率試合打数安打本塁打打点得点三振四球死球犠打犠牲フライ盗塁
3月-100001000000
4月.000340000400101
5月.3607259366810003
6月.326239230291719100007
7月.25019842141292070113
8月.400152222010000

5月末から試合に出だしましたが、いきなり2試合連続ホームランを放つなど、出場後すぐに結果をだしていましたね。

実働は6月はほぼフルに出場して.326の好成績を収めています。

7月は打率は.250と落ちましたが、ホームランは4本放っています。

そして8月のスタートでいきなり2本のホームランを放ちました。

そして、左右の打席それぞれの成績です。

打席打率打数安打本塁打打点三振四球死球犠打犠飛
左打席.318151486193815011
右打席.2375914510134010

これを見ると、田中和基選手は左打席のほうが得意としてるのがわかります。

打率は左打席が.318、右打席が.237です。

ただ、ホームランは左が6本、右が5本と、右打席も遜色ない成績を残しています。

両方3割打てるに越したことはありませんが、どちらかが打てないなら右打席が苦手の方がまだいいですね。

というのも日本では左投手より右投手のほうがかなり多いからです(メジャーでもそうかもしれません)。

なのでどちらかというと、左打席が得意なほうがいいですね。

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なぜ田中和基選手はホームランを打てるのか

ここまで数多くのホームランを放っている田中和基選手ですが、体格は大きくありません。

登録では181cm/75kgとなっています。

100kgを超える選手も多いなか、体重は平均を大きく下回っています。

なのに、なぜホームランが打てるのでしょうか。

僕は「フルスイング」と「タイミングの取り方がうまい」ことにあると思います。

先ほどの動画では、2本とも見事なフルスイングをしています。

フルスイングすることは、単に筋肉量が多ければ多いほどいいというわけではなく、体の使い方がうまくないとできないと言われています。

なので田中和基選手は、フルスイングする才能があるんだと思います。

もう一つは、「タイミングの取り方がうまい」ことだと思います。

バッティングセンターでも実感しますが、バッティングはタイミングが最も重要だと思います。

いくらバットに当てる能力が高くても、タイミングが外れれば三振や凡打に終わってしまいます。

なので、タイミングがとれることはかなり重要だと思います。

また、特筆すべきは、田中和基選手の放った2本のホームランは、いずれも初球です。

しかもこの試合初対戦の投手です。

その投手の初球を捉えられるということは、どんな投手からもタイミングを合わせられることを意味します。

これはすごい能力だと思います。

田中和基選手がタイミングをとれる要因は、やはりフォームにあると思います。

こちらの動画を見てもらえるとわかるように、田中選手は足を地面につけたままテイクバックを取っています。

いわゆるノーステップ打法で、ステップをしない打法です。

現エンゼルスの大谷選手もメジャーに行ってからノーステップ打法で大活躍していますが、タイミングの取りやすさから言えば、ノーステップ打法のほうが取りやすいと思います。

実際に打ってみると、タイミングの取りやすさがわかると思います。

まとめ

まさか2年目でここまで活躍するとは思ってませんでしたね。

去年は打率.111でホームランも1本だったので、まさに大化けしていますね。

走攻守3拍子そろってホームランも打てるので、このままいけば近い将来楽天のスーパースターになりますね!

本当に将来が楽しみな選手です。

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