新年初投稿になります。今年もよろしくお願い申し上げます。
今年の楽天は、良くも悪くも新しいチームとなりそうです。
どんなチームになっていくのかわかりませんが、それぞれの選手がうまく機能してほしいですね。
さて、今回は2009年の楽天ベストゲームをふり返りたいと思います。
この年は2位にもなり、かなり劇的な試合が多かったですね。
この中でも個人的に特に印象に残った試合を3位から1位の順に3ご紹介します。
2009年楽天ベストゲームNo.3:CS1stステージ第2戦
まずはいきなりクライマックスシリーズです。
1stステージ第2戦、ソフトバンク戦です。
スコア自体は4-1と普通でしたが内容が感動的でした。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 7 | 0 |
楽天 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | X | 4 | 8 | 1 |
まず投手は、田中将大投手が9回1失点の完投勝利を収めました!
9回123球9奪三振で自責点0という完璧なピッチングでした。
この大舞台で結果を残せるあたりがさすがですね。
打撃陣は、不惑の主砲・山崎武司選手がホームラン2本の3打点と大活躍でした。
この試合で一番良かったのが、5回の攻撃です。
先頭バッターが四球で出塁した後、送りバントとゴロアウトで2アウト3塁という場面になりました。
ここでバッターはシーズン打率.327で首位打者の鉄平選手でした。
大いに期待にわきましたが、ソフトバンクは鉄平選手を敬遠して歩かせました。
後ろに控えていたのが・・・4番の主砲・山崎武司選手でした!
4番打者にとって、前の打者が歩かされるのは最大の屈辱です。
これは山崎選手には燃えに燃える場面でした。
そしてその燃えたものを見事にバットに伝えました。
高めに来たストレートを振りぬくと、打球は左中間スタンドへ!!
ベースを回りながら、渾身のガッツポーズが飛び出しました。
そして帰ってきた後、野村監督も大喜びで、二人で抱き合ったのです。
これは今年の楽天を象徴する場面だったと思います。
youtubeにも上がっていました。
何度見てもこの場面はいいですね~。
和みます(笑)
2009年楽天ベストゲームNo.2:レギュラーシーズン:9月11日
続いては、9月11日のこちらもソフトバンク戦です。
違う点は、この試合は福岡でビジターだったということです。
それでもこれだけ劇的な勝ちはあまりないと思います。
スコアはこちらになります。
対戦チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 7 | 12 | 0 |
ソフトバンク | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 4 | 12 | 1 |
結果だけみると7-4で微妙ですが、9回に6得点してます!
この展開はまったくの想定外でしたね。
楽天の先発は田中将大投手で、相手先発は良く知らない外国人投手でした。
エースの試合では、勝たなければなりません。
打線は再三チャンスは作れていました。
5回まで毎回ランナーを2塁まで送っていました。
しかし1点しかとれませんでした。
7回からは、ソフトバンクは盤石なリリーフ陣(ファルケンボーグ、摂津、馬原)がそろっていました。
田中投手も8回3失点と先発の役割は果たしましたが、打撃陣が援護できずにいました。
これはだめかなと思っていましたが、9回、想像だにしなかったドラマが起こりました。
まず、先頭2人がいずれもヒットで出塁します。
これで一気にムードが高まりました。
そして次の打者で送りバントでしたが、エラーが絡み労せずして1点返します。
これで2-3。
なおも0アウト1,2塁でバントしましたが、これは正面で投手がさばき、バントは失敗しました。
1アウト2,3塁となり代打・憲史を送り出しましたが、空振り三振・・・。
これで万事休すかと思われましたが、続く渡辺直人選手が同点タイムリーを放ちます!
これで勢いづいた楽天は、高須選手のヒットで満塁となった後、鉄平選手に満塁ホームランが飛び出しました!!
まさかのグランドスラムでこの9回に一挙6点をあげました。
そして9回裏もなんとか占め、見事逆転勝利を収めました。
youtubeにもありました。
こちらも今年の楽天を象徴するかのような集中打でしたね。
こういう勝ち方が非常に多かったシーズンでした。
2009年楽天ベストゲームNo.1:レギュラーシーズン:8月16日
個人的に一番印象に残った試合が、8月16日のロッテ戦です。
この試合は楽天史上最も奇跡的な逆転劇だったと思います。
こちらがその試合のスコアになります。
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | H | E |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 9 | 0 |
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 2 | 0 | 0 | 1X | 7x | 12 | 2 |
8回表終了時点で0-6でした。
序盤にエラー絡みで2点を失い、4回に3ランホームランを打たれてしまいました。
完全に負け試合です。
この日ばかりは僕ももうあきらめていました。
ところが8回裏、1アウト1,2塁から山崎武司選手が3ランホームランを放ちます!
そして次の打者もつないで1点加え、4点のビッグイニングをつくりました。
山崎武司選手は通算350本目の節目のホームランになりました。
この日の山崎選手はこれで終わりません。
9回裏には2アウトから鉄平選手は何とかヒットでつなぎ、再び山崎選手に打席が回ってきました。
そしてレフトスタンドに特大ホームランを放ちました!
山崎選手の2打席連続ホームランでついに同点となりました。
これで完全に楽天ペースになりました。
そして延長12回に1点加えてサヨナラ勝ちです!
試合を決めたのは奇しくも元ロッテの小坂選手でした。
これほど劇的な試合は、後にも先にも記憶にないです。
youtubeにハイライトがありました。
野球は2アウトから、とはまさにこの試合のことですね。
まとめ
以上、2009年の楽天ベストゲームを選んでみました。
この年は球団史上初めてAクラス入りしたシーズンで、劇的な試合も多かったですね。
野村監督の最終年のシーズンということもあり、かなり印象深いです。
この頃の選手は、移籍や引退でもうほとんどいなくなってしまいましたが、その活躍はファンの心にちゃんと刻まれています。
折に触れて何度でも思い出したいですね。