まさかここまで勝てなくなるとは…。
楽天の負けが止まりません。
4月28日も、エース則本投手が初回にいきなり2失点し、相手先発が天敵・菊池雄星投手だっただけに
「今日もだめか・・・」と思いました。
案の定、負けてしまいました。
【追記 4月29日は4-16と投手陣が崩壊し、30日も2-5で負けました。】
去年3位だった楽天は、なぜここまで弱くなってしまったのでしょうか。
今回はその原因を考えます。
原因1:打線の不振
やはり一番の原因は打線の不振でしょう。
去年もそんなにガンガン打っていたわけではないのですが、それにしても今年は打てなさすぎます。
まずチーム成績をみてみます。
楽天打線の現状
現状、3割打者が一人もいません。当然出塁率も低いです。
他、盗塁数、四球の数も最も低いです。打てないだけでなく選球眼も良くないですね。
普段打てなくてもチャンスで打ってくれればいいんですが、チームの得点圏打率も.201と、リーグ最下位です。
ちなみに現在首位の西武は、得点圏打率.346厘です。
やはり強いチームは得点圏打率が高いですね。
残念ながら、今の楽天打線でポジティブな要素はみつけられないですね・・・。
去年の1,2番の不振が特に痛い
総じて不振に陥っている楽天打線ですが、中でも茂木選手とペゲーロ選手の不振が痛いです。
去年の1,2番コンビですね。去年はこの2人が打線を引っ張っていましたからね。
2人そろって不振というのは大打撃です。
もっとも、28日の試合では茂木選手が4打数3安打2打点1盗塁と大暴れし、ペゲーロ選手も2試合連続ホームランを放つなど、復調の気配はあります。
あとは銀次選手の不振も大きいと思います。
得点圏では打っていますが、チャンスメークができていません。
そして4月30日、早くもコーチの配置転換が起きました。
高須打撃コーチが2軍打撃コーチとなり、代わりに栗原2軍打撃コーチが1軍打撃コーチに就任しました。
原因2:リリーフ陣の不振
リリーフ陣の不振もかなり大きな要因です。
去年の楽天の好調の象徴だった中継ぎ陣も今シーズンはそろって不振に陥っています。
一人だけならまだしも、みんな調子が悪いというのが状況の悪さを物語っています。
とくに、リリーフ2枚看板ともいえる二人の不調が痛すぎます。
絶対的守護神の崩壊
まずは絶対的クローザーの松井裕樹投手の不振が非常に大きいです。
ここまでですでに2敗で、3試合セーブに失敗しています。
防御率も6.30と、極度の不振に陥っています。
見てて思ったのは、コントロールと球威がないかなということです。
もともとコントロールがいい方ではないのですが、ストライクはとれていました。
今年はそのストライクもなかなかとれず、だいたいボール先行でカウントを悪くして苦しいピッチングになっていました。
あとは球威も去年に比べてないかなと思います。
去年まではストレートの威力がものすごく、これは打てないなと思わせるものでした。
それが今年はことごとく捉えられているので、球威不足も不振の原因かと思います。
去年肩を痛めた影響がまだ残っているのでしょうか。
とにかく早く復調してほしいです。
鉄腕リリーフエースの崩壊
ここまで4年連続で60試合登板をしている福山投手の不振も大きいです。
去年は65試合に登板して防御率1.06、さらに失点が8しかなかったのですが、今年はここまで防御率6.57、失点もすでに9と、天と地ほどのパフォーマンスの違いです。
松井投手と同じく、コントロールが悪いようにみえます。
フォアボールもすでに7つ(去年は14個)と多いです。
福山投手といえばコントロールの良さが生命線なだけに、ここをなんとかしないといけないですね。
他の勝ちパターンのリリーフも崩壊状態
上記2人以外の投手もそろって不振です。
特に、去年ルーキーながら46試合に登板し、防御率1.03という、文句のつけようのない素晴らしい成績を残した高梨選手が、今シーズンは見る影もない防御率になってしまっています。
今年は勤続疲労プラス研究されたこともあるんでしょうか。
とにかく中継ぎ陣の復調が急務です!
先発陣は好調
ここまで悪いところを上げてきましたが、先発陣は好調です。
美馬投手は2軍に落ちてしまいましたが、則本、岸に加えて、藤平投手が3試合で防御率1.47と素晴らしい成績です!
辛島投手も防御率1.82と絶好調です。
池田投手も試合は十分作れるので、先発陣はリーグトップクラスの安定感だと思います。
それだけに、打線と中継ぎ陣の1日も早い復調が期待されます!
オーナーと社長が現場に介入してる事が一番の原因でしょうね。