6月16日、衝撃のニュースが飛び込んできました。
梨田監督が辞任しました。
監督から球団に申し入れがあり、球団も了承したそうです。
取材に対して、梨田監督は「借金20が自分の中でひとつの区切りと思っていた」としています。
これだけ負けが込めば途中辞任は避けられないなと思っていたので、致し方ないと思います。
今後は平石ヘッド兼打撃コーチが監督代行をするようです。
梨田監督は実績もあり、優秀な監督だと思うのですが、なぜここまで成績を落としてしまったのでしょうか。
今回は、これから楽天イーグルスが何をすべきかを考えていきます。
日本人スター野手の育成
まず、若手選手、特に野手の育成をするべきだと思います。
楽天は伝統的に野手が育ちにくく、生え抜きのスター選手と呼べる選手がいません。
そのため、これまでは助っ人外国人選手に頼ってきました。
2013年の優勝は、アンドリュー・ジョーンズとマギーの両選手の貢献が大きかったです。
2017年はペゲーロ、ウィーラー、アマダーの長距離砲3人を使って3位になりました。
それで勝てればいいのですが、今年は全然勝てません。
同じ“勝てない”なら、まだ若手を積極的に使って育てたほうがいいと思います。
個人的には、最低一人は生え抜きの日本人のスターが欲しいです。
2009年の楽天が理想ですね。
3番鉄平、4番山崎、5番草野と、クリーンナップ全員が日本人のこともありました。
今の楽天の若手には、オコエ選手、田中和基選手、内田靖人選手、岩見選手、八百板選手など能力ある選手が結構います。
こうした選手にチャンスをどんどん与えてほしいと思います。
特にオコエ選手は大谷翔平選手のようにしっかり管理してたほうがいいと思います。
オコエ選手は今20歳で、遊びたい盛りです。
球団がしっかり管理してあげないと、野球がおろそかになり、このまま芽が出ないことも十分考えられます。
あれだけの才能の持ち主が潰れてしまうことは本当にもったいないです。
それは絶対に避けてほしいですね。
多少成績が悪くても、未来の楽天のための投資だと思って使い続けてほしいです。
弱者の戦略の習得
打線が打てないときは、普通に打たせても得点できる可能性は低いです。
なので、送りバント、盗塁、ヒットエンドラン、ダブルスチール、セーフティバント、スクイズ、ギャンブルスタートなどの作戦を積極的に行っていくことが大事だと思います。
今の楽天打線は、送りバントのミスが多い気がします。
盗塁もシーズン前に「次の塁を狙え」と言っていた割には少ないと思います。
また、セーフティバントなど、なんとかして塁に出ようという意識も低かったと思います。
どんな良い打線でもスランプの時期は必ずあります。
その時のためにも、打てないときの得点方法について、日ごろから考えておく必要があると思います。
今はもう優勝はおろかAクラスも絶望的な状況なので、そうした戦術を試す絶好の機会と捉えることもできます。
先頭バッターのセーフティバントとか、ギャンブルスタートは個人的にはおもしろいと思います。
ぜひ試してほしいですね。
もう一度野村監督の教えに回帰するのもいいと思います。
まとめ
まとめると、今の楽天イーグルスがすべきことは、
- 若手の育成
- 打てないときの戦術の確立
だと思います。
監督が交代したところでそう簡単には変わらないと思いますが、勝つ可能性が高まることを少しでも多く実践していってほしいですね。